« 「会社を辞める」という感覚について  ヘッドハンター想う | トップページ | これから勝ち残れる組織とは(どんな組織に属すべきか) ヘッドハンター想う »

2012年6月25日 (月)

「会社を替える」と「一緒に働いてきた仲間も替える」ということか ヘッドハンター想う

前回のブログのタイトル、「会社を辞めるという感覚について」が、ここ最近では珍しく大きな反響がありました。 ひとつひとつについて回答するのが難しいため、あらたに1本書いてみることにいたしました。

 それが、今回のタイトルである、
『「会社を替える」と「一緒に働いてきた仲間も替える」ということか』になります。

 転職が初めての方になると、未経験ゆえに妙に「会社を辞めるということ」、「転職するということ」 に力が入ってしまうのは致し方ないことといえましょう。 
ただ、「一生一社」というのは、もはや現実的ではない時代。 適時適切に自分を投資する場(会社)を選んでいかなければ、実りある人生を築くことは難しいといえるでしょう。 
 
  実際に、コンサルティングファームなどでは数十年前から、「会社を辞めること」を、「卒業します」と表現していたりします。 「いつ卒業する?」なんて話は社員同士のランチ時にも平気で出てくるレベルだったりします。 最近では比較的多くの企業でも会社を辞めることを「卒業する」という表現を使うようになってきたと感じてもいます。

 本題に入りますと、
「会社を替える」と「一緒に働いてきた仲間も替える」ということか、については、半分Yes,半分No,といったところでしょうか。

 その意味するところは、新しい会社に入ることで、必然的に新しい仲間が加わる、ということろがYes. 逆に、Noの部分で言えば、そのままそっくり仲間が「入れ替わる」というわけでなく、前の会社の仲間との絆はそのまま継続すればよく、さらに新しい仲間が加わるので単純に人脈が2倍以上になる、というところです。しっかり現職で築いた人間関係を自分から断ち切る必要もなく、むしろ積極的に維持・メンテナンスしていきたいものです。 会社が替わったぐらいで連絡がとりづらくなる、とれなくなる関係というのは、そもそもの関係性が薄いといえ、これで切れるなら切っておいても何も問題はないでしょう。

 「会社を替わる」ことを、戦国時代の豊臣につくか、徳川につくか、そしてどちらかについてしまったら、もう一方とは今生の別れ、という感覚で捉えていては、いささか時代遅れも甚だしいといえます。 これからの時代はまさに学校を卒業する感覚で、理想を言えば、「卒業するたびに人脈が増えてますます仕事がしやすくなった」境地を目指したいところです。 実際に華麗にキャリアを伸ばされている方の多くはこの境地に達している方がほとんどです。 この境地に入ってしまえば、「おいしい話」というのは黙っていても入ってくるようになってきます。

 ただ、注意しなければならないのは、単純に卒業数を増やせばいいか、というとそうでもありません。 実際に現職中に一目置かれるような仕事ぶりをしなければ、「卒業したとたんに忘却の彼方の人」になってしまいます。 こういう人は、転職するたびに人的関係を構築しなければならないため、いつまでたっても人脈が広がらず、「ただの人」で終わってしまいがちです。 こんな人になってはならず、やはり現職でしっかり輝いておく必要があるといえます。

 会社を替える感覚、 ご参考になりましたら幸いです。

P.S.

今回の会社を替える感覚はキャリアプランニングを考える上で非常に重要な視点です。 拙著の2冊で詳しく記載していますので、関心高い方は一読されることをお勧めします。 これを読んでから質問いただけると、私からのアドバイスがより効くと思います。


プライベートコンサル、コーチング http://privateconsulting.cocolog-nifty.com/blog/


Twitterアカウント Kanemotospj  フォロアーが1.2万人超 
*facebook     http://www.facebook.com/NaomasaKanemoto

|

« 「会社を辞める」という感覚について  ヘッドハンター想う | トップページ | これから勝ち残れる組織とは(どんな組織に属すべきか) ヘッドハンター想う »

コメント

戦国時代の豊臣につくか、徳川につくか、、絶妙なたとえで興味深かったです。

投稿: よし@勉強法 | 2012年7月 7日 (土) 21時08分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/101698/45861239

この記事へのトラックバック一覧です: 「会社を替える」と「一緒に働いてきた仲間も替える」ということか ヘッドハンター想う:

« 「会社を辞める」という感覚について  ヘッドハンター想う | トップページ | これから勝ち残れる組織とは(どんな組織に属すべきか) ヘッドハンター想う »