« 「崩す側」か「崩される側」か ヘッドハンター想う | トップページ | 人の見極め方 新人を一瞬に見抜く法 ヘッドハンター想う  »

2010年3月 1日 (月)

転職すべきかどうかは、オファーレターとってから考えるべし ヘッドハンター想う

 業務上、いろいろなアドバイスをさせていただいています。
 その中でよくお話しさせていただいているアドバイスの内容と、その背景や真意についてひとつ述べてみます。
 今回は、「オファーレターを獲得してから、入社の可否を最終的に判断されてはどうですか?」です。 まず、初歩的な知識として、オファーレターは内定通知書のことです。この内定通知書に、ポジション、年収、企業によっては福利厚生もろもろの情報などが記載されます。

 オファーレターを獲得してから入社の可否を考えたほうが良いと考えているポイント、メリット、背景は下記の通りです。
①そもそもオファーレターを獲得できていない状況で現職と転職を検討している会社を比較しても意味がない。
 なぜなら、内定が出ていない状況であれこれ夢想してみたところで、「絵に描いた餅」、「とらぬ狸の皮算用」だからです。 
 夢想することと、内定が獲得できるかどうは天と地ほどの差があります。こちらから言わないと気づかない方が多い、という実感もあります。
②「面談が進んでいい感じ」と「オファーレターを出す」でも月とスッポンの差があります。 
 いくら面談の際に色よい返事、対応をいただいたとしても企業側として、実際にオファーレターを出すのか出さないのかの心理的、法的、組織的な障壁はかなり高いです。

 実際にオファーレターを出すかどうかで企業側の採用の本気度が測り知れます。

 また、自身を守るためにもオファーレターの提出は求めたいところです。
 以前、離職中の方が、ある創業社長から、「是非入社して欲しい。ただ、タイミングをはかっている」といわれ、ズルズルと結果として1年近く待たされたあげく、「あの話しはなかったことにしてくれ」と告げられ、入社できず、キャリア構築上、多大なネガティブ・インパクトを被った、という話しを聞いたことがあります。 この場合、オファーレターを取得していたら結果は違っていたであろうと思います。
 また、あってはならないことですがオファーレター発行のち入社確定後、やんごとなき企業側の事情で採用取り消し、という事態もありましたが、オファーレターが取り交わされていたおかげで年収1年分を一括で受領できたこともあります。 
 
③このオファーレターに、ポジション、年収が記載されるため、②とも関連しますが企業側の採用の本気度がはかり知れます。
 面談の際にどれだけ色よい対応であっても、ポジション・年収を見れば、さらに詳細に企業側の本気度が分かります。 まれに、採用面接の際の口頭での説明されたポジション・職責とオファーレター上のそれが違う、というこもありえます。注意深くチェックする必要があります。

④候補者側として、オファーレターを獲得することで正式にキャリアの選択肢をもてることになります。 
 この段階で初めて現職とオファーレターの条件を対等に比較検討することができます。 この段階まできますと、オファーレターの魅力も十分に把握できます。 もしかしたら、現職の良さを再認識できるかもしれません。 
 ポイントは同程度の重み付けで比較検討し最適な意思決定をする、ということです。  

転職の達人のレベルになりますとオファーレターが出てからが勝負、ということもできます。オファーレターのポジション・年収・職責については企業にもよりますが発行後の多少のネゴは可能です。
 企業側としてもせっかく苦労して社内各部署を説得してオファーレターを発行したのに、「些細なこと」で取り逃がしたくない、という気持ちになります。 
 このあたりはうまくヘッドハンターが間に入り調整しますので、我々の腕の見せどころではあります。 当然、企業側が「この人を是非、採用したい!」という気持ちになっていることが大前提ですが、、、、。そうでない場合の結果は自明です。 
 常にキャリアにおいても選択肢をもっておくことが重要な時代になっているといえます。オファーレターを常に数枚確保しておくことが、「普通」の時代になるものと考えています。
 「転職、しようか」と考えている時点で既にライバルより遅れているかもしれません。 ライバルは既に活動中、もしくはオファーレターを取得し比較検討の段階に入っているかもしれません。
ご参考になりましたら幸いです。
P.S.
早くも3月になってしまいましたね。 
朝方の寒さもぬるくなってきました。 がんばってまいりましょう!
個人的な知見からいえば、「車載カーナビ」は5年後にはなくなっているかもしれないと感じています。  iPhoneにとって替わられるのではないかと思います。 また、意外に、「レーダー探知機」にカーナビ機能が組み込まれている商品もでてきており、伝統的カーナビとガチンコで勝負になりそうです。 こういった視点から産業界に目を転じてみますと、いろいろな予測ができるのでは、と思います。 
③経験的に、大きなお休み(例えば、年末年始、ゴールデンウィーク、お盆休み)の前にオファーレターを獲得しておくことは非常に重要と考えています。 欲を言えばオファーレターを集中して吟味し入社意思まで決定しておくことがよいと考えています。 理由は採用側も選考の途中で長期のお休みが入ってしまうと、緊張が持続しないのかオファーが出る率が低下してしまう傾向があると感じています。 また、大きなお休みの前後で状況が一変していることも多く、その影響を受け採用活動までネガティブなインパクトが出ることも少なくありません。
現在活動中の方は、直近ではゴールデンウィーク前までに「決着」をつけておくことをお勧めします。  

|

« 「崩す側」か「崩される側」か ヘッドハンター想う | トップページ | 人の見極め方 新人を一瞬に見抜く法 ヘッドハンター想う  »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/101698/33579283

この記事へのトラックバック一覧です: 転職すべきかどうかは、オファーレターとってから考えるべし ヘッドハンター想う:

« 「崩す側」か「崩される側」か ヘッドハンター想う | トップページ | 人の見極め方 新人を一瞬に見抜く法 ヘッドハンター想う  »