「だましだまし」仕事をしてはいけません ヘッドハンター想う
ヘッドハンターとして、さまざまなビジネス・パーソンを見ていて、本当にもったいないなぁ~、と思う時がいくつかあります。 その代表的なもののひとつが、(自分の能力を120%発揮させずに)だましだまし仕事をしている人、を見た時です。
もったいない、と思う事例・理由をいくつか列記してみます。
まず第一に、「だましだまし」仕事をしていても、自身のモチベーションもパフォーマンスも上がらず、ひいては評価もされないためプロモーションのチャンスもなく、結果キャリア・バリューを腐らせるだけの状態になってしまうことです。
一番怖いのは、「だましだまし」自分の実力の70%以下でしか仕事に打ち込まない場合、結果としてそのパフォーマンス量がゆくゆくは自分の限界になってしまうことです。 工業生産物のエンジンにも似たような状況が起こるのですが、全開パワーを適切なタイミングで出しておかないと、最高のパフォーマンスが出なくなります。 トロトロとまわしているだけのエンジンでは、そのトロトロ状態がいつかはMAXとなってしまい、いざ全開にした時には壊れてしまう、ということすら起きてしまいます。 これと同じ現象はビジネス・パーソンにも起こってしまいます。
「だましだまし」仕事に打ち込んでいる要因が環境の問題であるなら、はっきりとその環境を変える努力・行動をとるべきです。 努力の末、環境が変わらないと判断したなら、働く環境を変えるのも一手です。 最悪なケースとして、「ただじっと我慢」の場合は、いずれ会社からも「いらないよ」と言われるだけです。
第2は、これは部下をもっている方へのアドバイスですが、部下のパフォーマンス、仕事への打ち込み方に満足していないにも関わらず、「だましだまし」マネジメントしている風を装うのは、会社のためにも部下のためにもなりません。 極論を言ってしまえば、部下に対して、「その性格を変えて欲しい。それがイヤなら自分の下から去って欲しい」とはっきり言えるだけの緊張感をもって業務にあたるべきと考えています。(これを言うには相当の自信がないとできませんが、これが言えるぐらいしっかりとした上司でありたいものです) 上司であるあなたが「だましだまし」なら、あなたの部下は1.5倍以上、「だましだまし」でやっています。 そんな組織のパフォーマンスは上がるはずもなく、皆が不幸になってしまいます。
第3に、これはゆるい「だましだまし」ですが、2年以上やることに変化がなく、「来年も再来年も同じことの繰り返し」のような仕事のやり方、環境にいると、知らぬ間にビジネス・パーソンとしての能力は著しく低下してしまいます。 怖いのは、自身の能力が低下していることに加え、あなたのやっている業務内容そのもののバリューが低下している、ということです。 そのような状態では一瞬にしてその業務は他社にアウトソース、そしてあなたは不要、さらにそういった経験のキャリア・バリューは低くなっているため、再就職も難しい、という完全デフレ・スパイラルになってしまいます。 現状にあぐらをかくのではなく、常に自身の能力を120%発揮させる努力をすべきなのです。
昔は、「だましだまし」が有効な時代だったかもしれませんが、現在はまったく「だましだまし」が通用しなくなった時代だと考えています。
あなたの、「だましだまし」はいかがでしょうか?
ご参考になりましたら幸いです。
P.S.
書籍の出版件ですが、本決まりになりました。
詳細下記の通りです。
□出版日 都内大手本屋 6月27日(土)
週明けには全国書店に並ぶ予定です。
*取次店から26日に全国書店に発送されるとのことです。
□書籍名 『プロ・ヘッドハンターが教える 仕事ができる人のひとつ上の働き方』
□出版社 ソフトバンククリエイティブ社
□価 格 1,400円
□その他 1、表紙デザインはまだ作成中です。 実名、顔写真が出る予定です。
2、amazonサイトにて3分程度の「著者インタビュー」の動画も用意する
予定です。 来週、撮影の予定です。
3、今回の経験を通じ、出版に関する一連の流れ、業界動向が理解できま
した。軽いタッチでならアドバイスすること可能です。
4、貴重なコアなファンのような方は「一人十冊」の勢いでお願いします!
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コメント
ご出版おめでとうございます。共感するメッセージが多く、ブログも楽しく読ませて頂いています。
投稿: taka | 2009年6月11日 (木) 19時08分