« 2009年5月 | トップページ | 2009年7月 »

2009年6月

2009年6月25日 (木)

巧遅か拙速か ヘッドハンター想う

 今回もお会いした方から聞いた、「ひとつ上の働き方」のためのキーワードをひとつご紹介したいと思います。

 それは、「それは巧遅ですか? 拙速ですか?」です。

念のため、巧遅(こうち)、拙速(せっそく)と読みます。

 これは、常に仕事のレベル感を確認しながらビジネスを進めるうえで非常に需要なキーワードかと思います。 また、そのエッセンスが極めて端的に濃縮されているため、メールなどでの文章でのコミュニケーションにも非常に有用かと思います。 実際、このフレーズを聞いてからは私は最近、多用しています。 

 念のため、巧遅の意味は、時間をかけてでも質の高いアウトプットを出すことで、拙速は、限られた時間の中で最大のパフォーマンスを発揮させる仕事の仕方です。 「仕事ができる」と評価されるためには上司から評価されなければならないわけで、上司から指示を受けた仕事のレベル感(ここでいうところの巧遅なのか、拙速なのか)を正確に把握しておくことは非常に重要といえます。 しかし、多くの方が、この「巧遅なのか、拙速なのか」のレベル感を意識しないまま仕事をしており、仕事のパフォーマンスとはまた違ったところで、評価を下げている方が多いのではないかと感じています。 逆に、「仕事のできる人」はこのあたりの勘所の捉え方がしっかりできているといえます。 

 この、「巧遅なのか、拙速なのか」の問題意識の持ち方は、上司・部下の関係だけではなく、ビジネスを進めるうえでの多くのステークホルダーとの関係の保ち方にも非常に重要といえます。 それゆえ、さまざまなビジネス・シーンにおいて、かなり明確に意識したほうがよいと考えています。 また、この「拙速・巧遅」の感覚は人によっても大きな差がある感覚といえるので、相手にしっかり確認するというひと手間をかける、というのも非常に実戦的な方法といえます。

 あなたの実際の働く現場で、「巧遅・拙速」の感覚をしっかり確認しあっておくことは、

個人・組織のパフォーマンスを上げるうえで重要な役割を果たすと考えています

 ご参考になりましたら幸いです。

P.S.

この言葉は、かなりお若い方から聞いたフレーズです。 最初、聞いた時は、「お若いのに、なんと渋い言葉を使っているのか?」と新鮮な驚きを感じました。 その方は 実際のビジネスの現場で、「それは巧遅がよいですか?それとも拙速ですか?」と確認しながら仕事に打ち込んでいるわけです。 仕事ができるわけです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月18日 (木)

いまさらですが、、、。 「郷に入っては郷に従え」 するべし ヘッドハンター想う

 ヘッドハンターとして、ビジネスパーソンが勤務先を替える瞬間に数多く携わっています。 新しい組織に入って活躍するためにはいくつかの鉄則があるのですが、その中でもつとに有名なものに「郷に入っては郷に従え」というものがあります。

 この「郷に入っては郷に従え」について、頭で理解できていない人はほぼ皆無かと思います。(初めて聞いた、という方は完全にアウトです) しかし、しっかりと実践できているかというと若干、怪しくなったりするのではないでしょうか?

 特に、

「仕事ができる!」と自負されている方、

鳴り物入りで再建請負人的な立場で新しい組織に入る方、

一流コンサルファームから事業会社に入る方、

一流企業からベンチャー企業に入る方、

大企業から中小企業に入る方、

業界・業種・業態が異なる会社に入る方

などは非常に注意が必要です。

 そういった方々から、新しい組織を見た場合、自身の業務に手をつける前に、いろいろと「ここがおかしい!」と気づくことが山盛りのように出てくるものです。 特に、「新しい風」を吹き込むことが目的で招かれた場合は本人も気合いを入れて気づいたところから大胆に着手したりしがちです。 

 ここで、「郷に入っては郷に従え」ということわざを深くかみ締めて、入社から2~3ヶ月は敢えて周りに合わせてみる余裕を持っておくことを強くお勧めします。 

 というのも、あなたを迎え入れた組織の方も、「何者なのか分からない人」がいきなりやってきたわけで、人間的な信頼関係が構築できてない段階で、「教科書的には正しいが現実的でない解決手法」を振りかざされても、動く組織も動かなくなってしまいます。  そのため、特に最初の2~3ヶ月は「溶け込む」 = 「周りの方々との信頼関係の構築」に主眼をおいた方が得策と考えています。 

 かなり初歩的なところでは、スーツの着こなし、立ち居振る舞い、話し方、ビジネスの進め方、依頼の仕方も敢えて「現地」に合わせて動いたほうが良いです。 なぜなら人間は本能的に、「自分と似ている人」には親近感を覚え、逆に「自分とは違う人」には無意識のレベルで敵対的と感じてしまうからです。 「自分の素晴らしい存在を十分にアピールしておこう!」と力んでみても、新しい組織の人々から、「あの人、なんだか、違うよね」と認識されては本当にもったいない、といえます。 特に最初の印象は長く尾を引きますので、特に慎重になるべきです。

 あなたが新しい組織に入って、「ココがおかしい!」と声高く叫んでみたところで、その組織にいる方にとっては、既知のことであり、それゆえ問題の解決が難しい事象だったりします。 入ったばかりのあなたが自身の業務もソコソトにそんな問題に首をつっこむ余裕も必要もないかと考えています。 

 新しい組織に入って最初の2~3ヶ月は、「郷に入っては郷に従え」作戦でいき、人間関係が構築できてから自身のオリジナリティーを存分に発揮するのが、「ひとつ上の」仕事ができる人といえるでしょう。 

 ご参考になりましたら幸いです。 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月16日 (火)

何事にも苦しまない、今を楽しむ。  について ヘッドハンター想う

 私がヘッドハンターとして会う方々に必ず聞くことのひとつに、「あなたが大切にされている価値観やポリシーはどんなものですか?」があります。 その過程でおうかがいしたもので、珠玉のひとつをご紹介したいと思います。 それはタイトルでも触れた、 「何事にも苦しまない、今を楽しむ」という言葉です。

 この言葉を教えてくれたAさんは、この言葉を生まれながらの難病に苦しんでいる友人Bさんから思春期のころに聞いたといいます。 ご友人のBさんはかなり厳しい制約条件の中で賢明に生き抜いておられるとのことです。その方からの「何事にも苦しまない、今を楽しむ」という言葉に衝撃を受けたとのことです。 Aさんはこの言葉を人生の指針として学業とビジネスの世界で大活躍しています。 

 人はおのずと自身の環境の不平・不満を言いがちです。また、彼・我を比較し自身が劣っていることに目が向きがちです。 こういったネガティブに作用する心の動きはうまくコントロールすることが、人生をハッピーに前向きに生きるためのコツかと考えています。 

 自身の現状を苦しむと感じるだけ、不幸と感じるだけ、悩んでばかりで行動に移せないだけ、というのは大変に時間と脳を使うのがもったいないと感じています。 「現状はこうだ。だからこうする」とシンプルに思考し、実行するのが良いかと感じています。

 ご参考になりましたら幸いです。

P.S.

最近の雨の降り方は、亜熱帯地方のスコールに近いものがありますね。 

密かに、27日出版予定の書籍の表紙デザインが決まりました。 「気になる!」と言うありがたい方は、私信くださるか、会社のサポートのアドレスにメールいただけましたらファイルでお送りします。 私の全身写真が小さく写っています。 写真、デザインは編集者の方の「これでいきます!」で決まりました。 写真の選定も著者はからめないものとその時知りました。といってもこの方法で納得しています。というのも、「自分が良いと思うものよりも、他人が良いと思うもの」の方が基本的に正しい選択であることが多いと感じているからです。

追ってアマゾンでの情報もアップされるかとは思います。 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月15日 (月)

子への名前のつけ方について ヘッドハンター想う 

 このブログを書くネタ帳ですが、気づいた時に1枚の紙に1テーマほどメモしておきボックスに入れて保管し、ブログに書けば捨てているのですが、既にその厚さは10センチに迫ろうとしています。 そのためもう10年以上はこのブログはかけそうな勢いです。 

 ネタは豊富にある中で、もう数年前から、「書こうか、書くまいか」で悶々としているテーマがいくつかあります。 「悶々」としている訳は、やはり非常に評価が分かれるというか、センシティブな内容だからです。 今回はその中のひとつを述べたいと思います。

 これだけ前フリが長いのも珍しいので、どれだけ悶々としているかは推し量っていただけると幸いです。

 ヘッドハンターとして、ちょっと最近気になるなぁ~と感じているのが子供への名前の付け方です。 特に、「あて字」を使用して、一瞬にして、なんと読むのか分からない名前が非常に増えてきていることを心配しています。 ちょっと前は、ごく少数派の動きかと静観していたのですが、最近は、「08年に生まれた子供につけられた名前ランキング」などを見ても、少々、読みづらいものが多く、かなり心配しています。

 「他人の子供の名前のつけ方にまで口出しするとはなにごと!」という声が聞こえてきそうです。 ここまで踏み込むつもりは毛頭ありません。 ただ、ヘッドハンターとして「仕事ができるビジネス・パーソン」の名前を数多く見ていますと、傾向として読みやすい名前の付け方多いと経験的に感じています。 

 人が他人を認識する時、名前は重要なキーファクターであることに異議を唱える人はいないかと思います。 そういった意味で、一瞬で名前を覚えられる方と、何度聞いても覚えにくい方とでは、人生を歩む上でも、「ちょっとした差」が出ないとも限りません。 そうした小さい差が、結果として、「大きな差」となる可能性もあるともいえます。 親としては、どんな些細なネガティブな要因もつんでおく責任があるといえます。そういった意味で、名前の付け方には慎重になっておくことが非常に重要であると考えています。 

 本人が名前を聞かれた際に、「こういう字を書いて、こう読む」と説明させ、ひと手間加えさす、というのも認識率アップを狙うテクニックかとも思います。 ただ、次回、本人が名前を呼ばれる際に、既に読み方を忘れられていて声がかかりにくいより、シンプルな呼びやすい名前の方がよほど呼ばれやすく、認識率は上がるものと感じています。

 名前でキャラ立ちよりも、本人の努力によりキャラ立ちを期待し、応援したいものです。

 ヘッドハンターとしても、名前の読みづらい方のスカウトは若干難易度が上がります。 そういった意味でも微少なところでキャリア・アップのチャンスを失うかもしれません。

 名前の付け方もいろいろあるかと思います。 私の考え方が全て正しいとも考えていません。 ただ、個人的にも、ヘッドハンターとしても名前の付け方は下記点をポイントに留意されてみることをお勧めします。

①誰からも読みやすいこと。

②欲を言えば覚えやすいもの。

③占いの字画の良さも意識しておく。

 ご参考になりましたら幸いです。 

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月11日 (木)

ビジネスで成功している方がなぜ自分は運がいいとと感じているのか、 ヘッドハンター想う

 「ビジネスで成功している人 = 自分自身が運がいいと思っている人」の割合は単純に考えても多そうなことは簡単にイメージできるかと思います。

 このブログでも何回か書きましたが、感謝する心、天性、もしくは訓練した上での楽観主義、逆境での強さなどが影響していると考えています。 ここまではおおよそ、イメージの範囲内でそれほど驚くべきことでもないと思います。今回は最近、私がハッとした新説を述べてみます。

 それは、『成功者が成功した時点で「自分は運が良かった」と感じる時は、成功するまでは、競争関係にあったライバルたちとの差はほんのわずかなものであり、最終的に勝利する、しないを分けたものは紙一重であった、という認識をもっており、それゆえ、勝利した後で「運が良かった」と真の実感を持っている』ということです。 

 多くの人は、「成功者」と「そうでない人」の差は、ざっくりといって大きな差が開いていると感じています。 特に、「そうでない人」から「成功者」を仰ぎ見た場合、その差は特に大きく感じられたりします。 しかし、「成功者」から見た場合の風景は異なっています。 それば、「成功者」から「そうでない人、人々」を見た場合、思いのほか、「その差」は近接しており、しっかりと自身が認識したり客観的な差がしっかりあることの方が稀であることの方が多い、と実感されています。

 この現象を山登りで例えてみましょう。1番に山頂に到達したAさんと、その5メーター後ろを着いてきて2番に到達したBさんがいたとします。 Aさんがやっとの思いで山頂に到着し(ゴールし)、一息ついてから後続を確認した時、ほんの数秒後には到着するBさんが迫ってきているわけです。 この光景を見て、Aさんは1着となったうれしさに浸る暇もなく、「本当に危ういレースだった。勝ててよかった」と感じ入るわけです。 逆に、Bさんは常にAさんの後ろ姿と山頂(ゴール)を見ながら歩いている訳で、かつ、勝者になれなかった現実から、「Aさんとの差は大きい、、、。」と認識してしまうわけです。

 

 ここでのポイントは、

①勝者と敗者を分ける差に驚くべき差は存在しない。

②この差の認識は、勝者と敗者で異なる。

③特に敗者から勝者を見る際の差は大きく感じやすい。

 アドバイスとしては、

(1)敗者には、「その差」は小さいので、次回は必ず勝て!

(2)勝者には、「その差」をさらに圧倒的なものにせよ!

となります。 

 成功者が慎重、冷静、しっかり、ちゃくちゃく、大胆に実施している、「その差」を広げる努力には素晴らしいものがあります。 しかし、「普通の人」がまったく太刀打ちできないようなウルトラCを連発しているわけではありません。 そのポイントを本ブログでひとつひとつお伝えできればと考えています。 また、そのエッセンスは、近日発売予定の拙著にも述べられています。(最後が営業トークで失礼しました)

 ご参考になりましたら幸いです。

P.S.

梅雨に入ってしまいましたね。

あっという間にサマー・シーズン到来です。 

ビジネスもしっかりやって、プライベートもしっかりと充実させましょう!

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月10日 (水)

何年式の車に乗っていますか? ヘッドハンター想う

 一般的にも多くの方が、「あの車は何年式の車か」ということは明確でなくとも多少は意識していると感じています。 車に乗っていない、もしくは興味のない方であっても街を走っている車を見れば、なんとなくであっても、「最新式か、多少、型落ちしているか、かなり古いか」ぐらいは直感的に分かるかと思います。 

 多くの方が車の年式は気にしていると思うのですが、逆にもっと気にしてしかるべきなのに多くの方が、気づかないか、気づかないフリをしているのか、ピンとこないのか、非常に私が心配していることがあります。

 それは、「あなたは何年式の会社に乗っていますか?」ということです。

 冒頭からの前フリから車を例にとれば分かりやすいといえます。 テクノロジーの進化のスピードは非常に速いため、年式が20年も違えば設計思想も基盤・応用技術も全く別次元のものであるため、「車としての総合的な性能の差」は圧倒的なものとなります。 40~50年の違いではさらにその差はさらに広がり、100年の違いは石器と鉄器ぐらいの差に匹敵するのではないでしょうか。 さらに今後10~20年先には、エンジンがなくなってしまうかもしれません。 

 車で例えてみましたが、「会社」も全く同様のことがいえそうです。

 伝統と実績、という点も素晴らしいかと思います。 これを否定する訳では全くありません。 しかし、会社を創業した時点でいくら最高の設計思想、基盤・基礎技術をふんだんに盛り込んだ会社であっても、それは時代の変化とともに陳腐化し、競争力が衰え、最悪のケース、足かせとなってしまうこともありえる、ということをどこかでしっかり認識しておく必要があると考えています。 

 ヘッドハンターとしてつくづく感じるのは、会社は創業時代の設計思想に大きく影響を受けており、その枠を大きく超えることは非常に難しい、ということです。 このあたりに「会社の寿命は30年」と言われている由縁があるのかもしれません。

 あなたは何年式の設計思想で作られた会社で働いていますか? 

 そしてそのことはあなたにどのような影響を与えていますでしょうか? 

 できるだけ最新の設計思想で作られた会社で働くことが、ビジネス・パーソンとしてのパフォーマンスの向上、しいてはサバイバビリティーを高める一助になるかもしれません。 

 また、1900年の設計思想で作られた会社の背骨をグイグイ矯正するのも面白いかもしれません。 (それは本当に大変なことかと思いますが)

 ご参考になりましたら幸いです。 

P.S.

車ネタで恐縮ですが、私は同じメーカー、モデルの車を最新型と先々代の車と乗り継いできています。 さすがに設計思想、テクノロジーの差は感じざるを得ません。

ただ、先々代も味があります。 特に見えないところの溶接もしっかり、かつキレイに施されており、クラフトマンシップを感じます。 それに比し、最新型は強度は向上していると思うのですがコスト削減の徹底からか見栄えまでには意識がいってないようで少々、さびしくも思っています。 

  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月 9日 (火)

仕事ができる、できないの客観的指標について ヘッドハンター想う

 「仕事ができるビジネス・パーソンとは」というテーマをヘッドハンターとしてずっと追いかけています。 やはり、「仕事ができる」と他者から認知されている方々から得られる「仕事のできる」エッセンスは非常に素晴らしいものがあります。 詳細については近日発売予定の拙著を参考にしていただけましたら幸いです。(営業トーク失礼しました) 

 さて、本題の「仕事ができる、できないの客観的指標」ですが、私のこれまでのヘッドハンターとしての経験、そして「仕事のできるビジネス・パーソン」の方々からのさまざまなコメントを総合した結論としては、

「そのような指標はない」

となります。 

 「ええっ!」という結論ですが、これが真実かと思います。 

 ひも解いてみますと、これは、「自分の評価は他人が決めている」というロジックに非常に似ています。 自身でどれだけ、「客観的指標」を想定し、それに向かって突き進んだとしても他人からの評価がなければ全くの無意味となってしまいます。 最近、私が少々心配しているのは、どうも、「自分軸」の確立が先行して、周囲が見えなくなっている人が多いなぁ~と感じています。 

 別の角度から言えば、「活躍の場を見誤ってはならない」ということです。 自身がその能力を十二分に発揮しやすい環境に身をおく努力と実行が非常に重要と考えています。 結果として仕事のできる人、と言われる人は、その人の能力が高いのはもちろんですが、その「活躍の場所」の設定が素晴らしい方が多いと感じています。 あなたの周りでもいるはずです。 「どうして、あの仕事のできるとは見えないAさんがあの要職についているのか?」と。 その肝は、Aさんがうまく、自身の働く環境の設定に成功しているから、と言えそうです。 

 最近、農業ビジネスで成功されてらっしゃる経営者の方のお話しを聞き、ピンときたものがあります。 その言葉は、「一般の方は、大根とトマトの生産者の違いが見えない。 しかし、業界ではその差は建設業に例えると内装業と外装業ぐらい違う」と。  自身のチェックポイントとしては、例えていえば、自身が大根づくりが得意なのに、無理してトマトを作ってないか、もしくは他の流行りものの野菜に手を出してないか、ということです。得意なものに集中することでパフォーマンスは大きく違ってきます。 どうするか、も重要ですが、何に集中するか、がパフォーマンスに大きな影響を与えるといえるでしょう。

 また、土壌によって育つ野菜の種類も大きく異なってくるでしょう。 やはり「野菜と土壌」の適切なフィッティングが重要と言えそうです。 あなたを野菜と例えた場合、どのような土壌(働く環境)におくかが重要といえます。

 まとめてみますと、「仕事ができる、できないの客観的指標」を独自に創りだし、それを追い求める動きは非常にリスクの高いスタイルかと思います。 現実的な動きとしては、自身をどう、このキャリア・マーケットの中で活かすかを真剣に考え、かつ実行することが重要であると考えています。 成功する、しないに大きな影響を与えるのは本人のがんばりも当然必要ですが、外部環境の影響の方が大きな気がしています。 それゆえ、外部環境(働く場)の設定、もしくはその整備には真剣になるメリットは大かと考えています。 

もう一度言いいます。

「仕事ができる、できないの客観的指標」はない。

外部環境を重視し、そこにどう自分を活かす(当てはめる)かを真剣に考え実行に移すべし。 

自分軸、であまり考えるな。

自分軸でやりたい場合、起業せよ。

ご参考になりましたら幸いです。 

P.S.

①野菜ネタが出ましたが、私はこれからの食糧難になりそうな状況を踏まえ、ベランダ菜園を去年から始めています。 調子がいいのがブドウとニラです。 トマトは冬を越せませんでした、、、。 この夏からゴーヤを植え、日除け代わりにしようともくろんでいます。 ベランダ菜園をやって実感ですが、野菜作りは本当に難しいですね、、、。

 

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月 5日 (金)

「だましだまし」仕事をしてはいけません ヘッドハンター想う

 ヘッドハンターとして、さまざまなビジネス・パーソンを見ていて、本当にもったいないなぁ~、と思う時がいくつかあります。 その代表的なもののひとつが、(自分の能力を120%発揮させずに)だましだまし仕事をしている人、を見た時です。 

 もったいない、と思う事例・理由をいくつか列記してみます。

 まず第一に、「だましだまし」仕事をしていても、自身のモチベーションもパフォーマンスも上がらず、ひいては評価もされないためプロモーションのチャンスもなく、結果キャリア・バリューを腐らせるだけの状態になってしまうことです。

 一番怖いのは、「だましだまし」自分の実力の70%以下でしか仕事に打ち込まない場合、結果としてそのパフォーマンス量がゆくゆくは自分の限界になってしまうことです。 工業生産物のエンジンにも似たような状況が起こるのですが、全開パワーを適切なタイミングで出しておかないと、最高のパフォーマンスが出なくなります。 トロトロとまわしているだけのエンジンでは、そのトロトロ状態がいつかはMAXとなってしまい、いざ全開にした時には壊れてしまう、ということすら起きてしまいます。 これと同じ現象はビジネス・パーソンにも起こってしまいます。 

 「だましだまし」仕事に打ち込んでいる要因が環境の問題であるなら、はっきりとその環境を変える努力・行動をとるべきです。 努力の末、環境が変わらないと判断したなら、働く環境を変えるのも一手です。 最悪なケースとして、「ただじっと我慢」の場合は、いずれ会社からも「いらないよ」と言われるだけです。 

 第2は、これは部下をもっている方へのアドバイスですが、部下のパフォーマンス、仕事への打ち込み方に満足していないにも関わらず、「だましだまし」マネジメントしている風を装うのは、会社のためにも部下のためにもなりません。 極論を言ってしまえば、部下に対して、「その性格を変えて欲しい。それがイヤなら自分の下から去って欲しい」とはっきり言えるだけの緊張感をもって業務にあたるべきと考えています。(これを言うには相当の自信がないとできませんが、これが言えるぐらいしっかりとした上司でありたいものです) 上司であるあなたが「だましだまし」なら、あなたの部下は1.5倍以上、「だましだまし」でやっています。 そんな組織のパフォーマンスは上がるはずもなく、皆が不幸になってしまいます。 

 第3に、これはゆるい「だましだまし」ですが、2年以上やることに変化がなく、「来年も再来年も同じことの繰り返し」のような仕事のやり方、環境にいると、知らぬ間にビジネス・パーソンとしての能力は著しく低下してしまいます。 怖いのは、自身の能力が低下していることに加え、あなたのやっている業務内容そのもののバリューが低下している、ということです。 そのような状態では一瞬にしてその業務は他社にアウトソース、そしてあなたは不要、さらにそういった経験のキャリア・バリューは低くなっているため、再就職も難しい、という完全デフレ・スパイラルになってしまいます。 現状にあぐらをかくのではなく、常に自身の能力を120%発揮させる努力をすべきなのです。

 昔は、「だましだまし」が有効な時代だったかもしれませんが、現在はまったく「だましだまし」が通用しなくなった時代だと考えています。 

 あなたの、「だましだまし」はいかがでしょうか?

 ご参考になりましたら幸いです。

P.S.

書籍の出版件ですが、本決まりになりました。

詳細下記の通りです。

□出版日 都内大手本屋 6月27日(土)

       週明けには全国書店に並ぶ予定です。

       *取次店から26日に全国書店に発送されるとのことです。

□書籍名  『プロ・ヘッドハンターが教える 仕事ができる人のひとつ上の働き方』

□出版社 ソフトバンククリエイティブ社

□価 格  1,400円

□その他 1、表紙デザインはまだ作成中です。 実名、顔写真が出る予定です。

       2、amazonサイトにて3分程度の「著者インタビュー」の動画も用意する      

        予定です。 来週、撮影の予定です。 

       3、今回の経験を通じ、出版に関する一連の流れ、業界動向が理解できま  

        した。軽いタッチでならアドバイスすること可能です。

      4、貴重なコアなファンのような方は「一人十冊」の勢いでお願いします!

      

| | コメント (1) | トラックバック (0)

« 2009年5月 | トップページ | 2009年7月 »