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2009年5月

2009年5月28日 (木)

面接でよくある失敗について ヘッドハンター想う

 実力、経験、実績、人物面全てが合格点以上の方が、よもやの選考脱落というケースは多くはないのですが、ゼロではありません。 今回は最も代表的なケースをご紹介したいと思います。

 それは、複数回以上の面談を実施することからくる「慣れ」の問題と、逆のケースとして、度重なる面談による緊張から精神力が続かず、最終社長面談でアウトになってしまうケースです。 それぞれのケースと対策を下記に記します。

ケース①慣れからくる緊張感の欠如からアウトとなる場合。

対策 複数回選考が進んでくると、面談に慣れてきたり、質問したいことも尽きてきてしまいます。 通常のケースですと、選考が進めば進むほど、より採用に大きな影響力をもつ方との面談になります。 そのため、選考が進めば進むほど、緊張感を高め、よりアグレッシブ、前向きな姿勢で面談に臨むべきです。 しかし、往々にして、この「慣れ」の問題から、ここ一番という前向きさを示さなければならない時に、「並み」のインプレッションしか与えられず選考に落ちてしまう、という事態が少なからず発生しています。 

 重要なポイントは、「あなたにとっては何度も受けている面談かもしれないが、面談者にとっては、あなたに会うのが今日初めての経験である」ということです。 毎回毎回、新鮮に気持ちで選考にあたるべきなのです。 最期の「締め」の面談の際に、「何か質問は?」と問われ、サラッと「ありません」では志望意欲があるのかどうか真剣に疑われてしまいます。 この事態は採用の現場だけでなく大口商談をまとめる際のプロセスにも同じ教訓が活きるのでは、と考えています。  プロは1回、1回のプロセスに気を抜かないものです。

ケース②度重なる面談の連続により精神力が続かず最終面接でアウトとなるケース

対策 そもそも精神力が弱かったので落ちてしかるべき、という議論もありますが、本当にもったいない話しだと思います。 速攻性のある対策はありませんが、やはり日々の業務に自身のポテンシャルの120%以上を使って常に仕事に打ち込んでいると、このあたりの精神力もついてくるのではと思います。 また、肉体的な強靭さも強い精神力の支えになりますので肉体的鍛錬も必要といえそうです。 

 エグゼクティブ・クラスの採用の現場においても、日本法人の面接で数度、海外本社とのテレカンで数度、最後に海外本社の要人が来日して最終面接。 結果、動き始めてからオファーが出るまでに半年以上かかることも珍しくありません。 日々の業務に猛烈に打ち込みながらプラスアルファでこの活動なので、よほど精神力を鍛えておかなければなりません。 

 また昨今は景気低迷により企業側の採用スタンスはかなり厳選採用スタイルです。そのため選考期間の長期化、面談回数は増加の傾向があります。 ジュニア、ミドル・クラスにとって全く関係のない話ではありません。 

 ご参考になりましたら幸いです。

P.S.

 いつもは、仕事を追いかけているスタイルですが、珍しくここ数週間は「仕事に追いかけられている」印象です。 レスが遅くなり少々ご迷惑をおかけしている方々にはこの場を借りてお詫びさせていただきます。 

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2009年5月13日 (水)

どうも自分は運がない、と感じているなら ヘッドハンター想う

 キャリアメイクをする上での運・不運について述べてみたい。 この感覚もかなり主観的な要素が大きく客観的、定量的に計ることは非常に難しいといえます。 ただ、ヘッドハンターとして数多くのビジネスパーソンの悲喜こもごもの事例に大量に接している経験から言うと、直感的にはなってしまいますが、運・不運というのはかなりあると感じています。

 この運・不運ですが一時的な状況だけをさすのならいいのですが、なかには結構、長い間、「不運」の状況に陥っている方もいます。逆に、本人の努力、先見性に追うところも大きいと思いますが、まさに時代の流れが味方しているかのようにどんどんパワーアップされている方もいます。 

 私は、この運気を上げる専門家ではないので、どうしたら運を上げることができるか、というアドバイスはできません。 ただ、ヘッドハンターとして「どうも自分は不運なタイプだ」と自覚している方にアドバイスができるとことがあります。それば、「あたたから見て、この人は運がついている、という方に、ぴったりひっついていく、行動スタイルを真似てみる」ということです。 

 昇り竜のように成功するビジネスパーソンが持っている時代を読む嗅覚、先見性、意思決定のタイミング、働く場所、ポジションの選び方、というのは、本当に素晴らしいものがあります。 常人が一朝一夕でまねできるものではありません。 こういった方々のキャリア・メイクの仕方を参考にする、というのは非常に有益かと考えています。 自分のことを不運だ、と感じているビジネスパーソンのキャリアメイクの発想、意思決定、行動スタイルというのは、誤解を恐れずに言えば、「負けグセ」がついているかのような印象を受けます。 そういった方がゼロ・ベースで本人が新しいスタイルを構築するまでには相当の時間と努力が必要になりますので、手っ取り早く、「現在成功している人の動き」を参考にするのが良いかと感じています。

 一種、「コバンザメ」に近い戦略ともいえますが、なかなか良いアイデアかと思います。 この戦略で大きく自身のキャリアを伸ばされている方を多く知っています。 また、「運がいい人だな」と感じている方を常にウォッチして、自身の何かしらの「気づき」に活かしている達人もいます。 「彼が動いたから、俺もそろそろ考え時かな」という風に。

 ご参考になりましたら幸いです。 

 

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2009年5月12日 (火)

大変残念、かつ冷酷に迫り来る真実について ヘッドハンター想う

少々、キャッチーなタイトルとしたのは理由があります。 それば予測可能なレベルで未来に対してかなり悲観的なシュミレーションが成り立つ事実があるからです。 それば少子化の問題です。 

 洋の東西、歴史を振り返ってみても、人口が減少傾向にある国の経済力というのは落ちざるを得ません。 「国の経済力の話しをしても、なんだかピンとこないよ」、という声が聞こえてきそうですが、分かりやすく具体的にいえば、現在あるマーケット(お客様の数)がドンドン少なくなってくるということです。 

 現在、金融危機の影響も受け、企業の合従連衡が進んでいますが、今後はより深刻なケースとして、

①マーケットが縮小傾向である。

②プレイヤー(企業)の数が多すぎで1企業として利益が出ない。

結果、プレイヤーの数を減らすための合従連衡を図らざるを得ない。

という動きがものすごい勢いで増加するものと予測しています。 

 A社とB社が統合される、という側面だけならいいのですが、仮に社員数がA社が100、B社が100としますと、A社とB社の統合後の社員数は200とはならず150程度になる、というところがビジネスパーソンとしては恐ろしいところです。 誤解を恐れずに言えば、「不必要」となった50の方々はにはかなり厳しい現実が待ち受けています。 なぜなら、A社、B社が属していた業界は、業界として既に人員過剰状態となっており、業界として採用の受け皿がない状態になっているからです。 

 ヘッドハンターとして、「キャリアのバリューを上げるべし!」と強く訴えています。 これは、成長意欲あふれるビジネスパーソンだけに向けたものだけではなく、ごく普通のビジネスパーソンに向けたものでもあります。 なぜなら、現在のビジネス環境は、「普通」に過ごしていれば、極めて悲観的な将来しか待っていないと考えています。 現在の勤務先がどのような状態になったとしても、半歩でもあっても「ひとつ抜けている評価」を得ていなければサバイブするのも難しいといえる状況です。 そのためにも、半歩でも1歩でも「ひとつ抜けておく努力」が必要なのです。 

 ビジネスに燃えて打ち込んでまいりましょう。

 ご参考になりましたら幸いです。

P.S.

①国としても、この少子化対策には真剣に取り組んでもらいたいと考えています。 私もがんばらないとならないのですが、、、。 

②「少子化」の問題がイマイチ、ピンと来ない、という方にアドバイスをひとつ。

 自動車免許取得の学校の経営状態をウォッチしてみても良いかもしれません。既にかなり厳しい状況のようです。

 また、東京にいては気づきにくいですが、地方では一昔前は幼稚園のバス送迎は地区ごとに集まって実施していたのが、最近では各戸ごとに迎えに来てくれるとのことです。 

 また、最近依頼が多いのが、「20代で仕事のできる人が欲しい」というオーダーです。 既に20代クラスでも人口減少の影響か、トップ層の数が絶対的に少なくなってきている、と経験的にも感じています。 

 

 

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2009年5月11日 (月)

プロ・スポーツ選手から学ぶこと ヘッドハンター想う

 なにかしらのスポーツに関心を持っているビジネスパーソンは多い。 試合の結果や今後の展開などを語り合うことは楽しいことのひとつでしょう。 かくいう私も楽しみに日々ウォッチしているスポーツはあります。 

 ヘッドハンターとして(私として、というべきか、、、、)、せっかくなにかしらのスポーツに関心を持っているのなら、試合の内容・結果だけにとどまらず、是非、「プロ・アスリートが試合の前に費やす努力と強烈なモチベーションの維持・高め方」についても注目しておくメリットは大かと考えています。 やはり、どの分野においてもその道のプロの努力と工夫はすさまじいものがあります。 「そのあたりのことも、しっかりウォッチして楽しんでるよ」という声が聞こえてきそうです。 私が今回伝えたいポイントは、「あなたが活躍しているビジネスシーンにおいて、そのプロアスリートがしているような努力・工夫をしていますか?」ということです。 

 実際のビジネスシーンとプロスポーツの世界ですが、一見、別世界のように見えますが、「勝つ」という目標に向かうプロセスやパフォーマンスの出し方は共通点が多いと考えています。 時代はメガ・コンペチションの時代を迎えています。、ビジネスパーソンも、あたかもプロスポーツ選手が大事な試合に臨む前のような意気込みで日々の業務に当たらなければサバイブするだけでも難しい時代になってきていると考えています。どれだけのビジネスパーソンが、プロスポーツ選手のように日々、努力しているでしょうか? 見習うべき点は非常に大であると考えています。

 ある、元プロスポーツ選手であったビジネスパーソンが語っていました。

「プロスポーツの世界と比べると、ビジネスの世界でちゃんと勝てるコンディションを整えている人というのは極少数だ」

 また、ある元軍人の方はこう語っていました。

「実戦の場でミスをすれば命を失ってしまう。 それだけの緊張感を持ってビジネスに取り組んでいる人というのは極少数だ」

 多くの人がビジネスで活躍することにより生計を立てています。 真剣勝負なビジネスだからこそ、プロスポーツ選手がしている準備、モチベーションで臨みたいものです。

 ご参考になりましたら幸いです。

                              

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2009年5月 8日 (金)

勢いのある会社の採用計画、動きについて ヘッドハンター想う

 非常に雇用環境の厳しい情勢ではあります。 しかし、このような状況であっても、勢いがあり採用意欲が旺盛な企業も少数ではありますが存在します。 今回は、そのような企業の採用計画や実際の動きについて述べてみます。 企業側の動きを知ることにより、候補者の立場として何かしらの参考になりましたら幸いです。

□企 業 勢いのある会社A社

□決算月 12月

□ポイント

①リーマンショック以降(08年9月)から09年4月までの間に、現社員数の10%以上の人数を新規採用済。 

②09年4月の段階で、09年12月末までにあらたに現社員数の5%程度の新規採用枠あり。

③09年4月の段階で、10年度(2010年1月~12月)の新規採用ポジションの計画をおおむね作り上げる。 そして、その構想をヘッドハンターに伝える。 ヘッドハンターは腰を据えて候補者のサーチ活動にあたることができ、良質な候補者獲得の精度をあげることができ、企業側は結果として優秀な人材の確保に成功する。 

 業容に勢いがあるからこそ、これだけ余裕のある対応ができているといえます。 さらにこの余裕があるからこそ、優秀な人材の獲得に成功し、さらに業容を拡大させることができているといえます。

 また、これだけ余裕のある段階から企業がヘッドハンターとコラボレーションしているわけですので、ポジション情報が公にオープンになった時点で、「自由応募枠」のような自主応募の候補者(普通の人材紹介会社経由もこのレベルと考えて良いと思います)と、ヘッドハンター経由の候補者とのオファーレターが出る確率の差というのはすさまじいものがあるといえます。

 かなり手前ミソな話しになって恐縮なのですが、ビジネスパーソンとしてキャリアの選択肢がいかようにもとりえる状況の時こそ、ヘッドハンターとのリレーションをとっておくメリットは大かと考えてています。 逆に、「ワラをもつかむ状況」となっては、ヘッドハンターとしての触手も鈍くならざるを得ないと感じています。

 ご参考になりましたら幸いです。

P.S.

先日、Y運輸の宅配サービスに感動しました。 自宅にかなり重いトランクケースが夜遅くに配達される予定がありました。マンションの共同玄関から荷物の到着を知らせがあり、私は余裕があったので自室の玄関の前でドアを開けて配達を待っていました。 すると驚くことに、その配達をする方は、重いトランクスーツを転がすことなく、手にもって配達してくれていました。 私が見ている、見ていないに関わらずこの対応にはかなりびっくりするとともに、恐縮までしてしまいました。 私があの立場なら、確実にコロコロと転がしていたはずです。 あのような対応をするマニュアルがあるのか、その配達してくれた方のプロフェッショナリズムなのか分かりませんが、私の心の中では、「なにかあったらココにまたお願いしよう」と感じいった次第です。  

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2009年5月 7日 (木)

まとまった休暇の取り方について ヘッドハンター想う

 GWということもあり、休暇の取り方について述べてみたいと思います。 ここでいう休暇とは、GW,夏休み、冬休みなどをさします。 2009年に限っていえば、もしかしたら9月19日~23日の5連休も入るかもしれません。 

 休暇の取り方を大別しますと、休日となっている日程を軸に早めに取るタイプ、カレンダーどおりに取るタイプ、遅めにとるタイプ、に分かれるかと思います。  

 良い・悪い、という話しは別にして、仕事のできるビジネス・パーソンの休暇の取り方を見ていますと、圧倒的に早めに休暇をとっているタイプが多いと経験的に感じています。 おそらく、こういった行動が取れる、また取っている背景には下記の要素があるのではと考えています。

①多くの方より早めに休暇に入るための事前準備がしっかりできている。かつ、実行できる。

②日々の仕事をきっちりとこなしているため、多くの方と違う行動をとっても違和感がない。(少なくとも「空気読めない」とは言わせないだけの信頼関係が構築できている) 

③カレンダー通りの休暇明けよりバリバリと仕事に打ち込めるよう、心身ともに万全の体制をとっている。

 休暇をとり本人が不在となっている時の残された社員の方々の印象も、早め取り派への印象は「さっそうと公私にメリハリつけている」などのように肯定的なものが多いのに比し、遅め取り派への印象は「既にビジネスは動き始めているのに、あの人がいないからビジネスがうまく回らない」など、否定的なものが多いような印象を受けています。 

 特に最悪なケースとしては夏の時期に多いのですが台風やもろもろのアクシデントにより帰国が遅れたりするケースです。 連絡がとれない、出社日がいつになるのか分からない、という状況ではどのような職階のビジネスパーソンであっても、その休暇の取り方だけでなく、危機管理能力なども疑われてしまいます。 

 エグゼクティブすぎてカレンダー通りにしか休みが取れない、という方は、これは「エグゼクティブ税」と考え、あきらめざるを得ないと考えています。 こういった方々は非常に多いとも感じています。 見習うべき特筆ずべき点としては、こういった方々が何かしらのアクシデントで出社予定日をずらした、という話しを聞くことは非常に稀だ、ということです。  こういった心遣い、計画の立て方もビジネスシーンにおいては非常に重要なことだと感じています。 

 たかが、休暇の取り方、されど、休暇の取り方。

 あなたのビジネス・センスが他人から図られている機会ともいえます。

 なにかしらの参考になりましたら幸いです。

 

P.S.

新型インフルエンザが流行りそうな状況です。 新型インフルエンザの本格的な上陸より、昨今の景気低迷の影響で精神的・肉体的に免疫力が既に落ちている人の方が心配だ、と感じています。 多少のインフルエンザが来ても跳ね返すだけの免疫力は常につけておきたいものです。

GW中に新幹線に乗車しました。 ほぼ終日満席の状態でのオペレーションだったかと思いますが、ストレスもあまり感じることもなかった新幹線の運営能力の高さに感心いたしました。

さすが日本だと感じいった次第です。 

 

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