部下を大切にしよう! ヘッドハンター想う
「部下を大切にしなさい」というコメントに反対する人はいないでしょう。 しかし、仕事のできるビジネスパーソンとなると話しは違ったものになる可能性があります。
ロジックは、仕事のできるビジネスパーソンの場合、本人の経験・ノウハウ・能力がずば抜けて高いレベルにあるため、一般的には「できる部下」だとしても、「まだこんなレベルか、、、」と認識してしまいがちな傾向があるからです。
リーダーとして敵地にパラシュート降下してすぐにチームを編成し、思いっきり戦わなければならない状況であるほど、現在の状況(チームメンバーの能力の総和)へのフラストレーションはたまりがちになってしまうのは十分に理解できます。 ヘッドハンターとして「単独でリーダーとして敵地に乗り込んで、可及的速やかに活躍してください」というポジションを数多く提供をしている私から、具体的なアドバイスを述べたいと思います。 このアドバイスは私が編み出したものではなく、数多くの成功者からヒアリングした内容ですので、なかなかの内容かと考えています。
①部下の評価はまずは3ヶ月待ってみる。
仕事のできる方の場合、一目見ただけでおおよその相手の能力を見抜くことは可能ではありますが、ここはいったん3ヶ月は我慢がよろしいかと思います。 部下も新しいリーダーがやってきて不安になって十分にパフォーマンスが発揮できないだけかもしれません。
ここで注意をひとつ。 リーダーになったばかりのあなたに、他の社員のネガティブ情報を上げてくる社員が近づいてくるかもしれません。 かなり有用そうな情報も持っているように見え、一瞬、「頼もしい奴」と見えます。 ただ、こういったタイプは自身の能力がないがゆえに、彼の上をいくライバルを蹴落としたいだけ、という偏狭な利己主義に基づいた行動であることが多いです。 こういったタイプに耳を貸したりするだけで、「今度のリーダー、見る目ないね」という風評が広がってしまうので特に注意が必要です。 実力のない者ものほど、怪しげな情報で勝負しようとしてきます。 重ねて注意が必要です。 逆に最初はそっけない態度をとるぐらいの社員の方がしっかりとした実力をもっていることが多い、という話しもよく聞く話です。 実力があるからこそ、リーダーが替わってもうろたえる必要がないのです。 よく動く者こそ注意です。
②部下は、「今、何ができるか」、ではなく、「仕事に打ち込む熱い情熱を持っているか」を見抜くべし
現在の組織のパファーマンスの総和を100とした場合、数年後も100で良い場合は特になにも気にすることはありませんが、120、150、200を目指すのであれば、熱い成長意欲をもった部下を大きく育てることが重要です。 どんなに高い能力の社員でも「今の仕事を今後もずっと」というマインドの社員はいずれ大きな足かせとなるでしょう。
③3ヵ月後、リーダーである自身のベクトルやモチベーションのレベルの高さについてこれない部下がいる場合。
こういった社員は残念ながら、あなたのチームからいち早く去ってもらう対策をとった方がよろしいかと思います。 あなたも、その部下も、その方が幸せかと思います。
よく、「今の部下以上の人材をよろしく」という依頼を受けます。ここがヘッドハンターとしての腕の見せ所ではあるのですが、実際は非常に難しいものです。 いかに部下たちのベクトルを合わせ、モチベーションのレベルを上げ、組織としてのパフォーマンスを上げるかがリーダーとしての腕の見せ所です。 リーダーとしてご活躍中のみなさん、がんばってくださいませ!
ご参考になりましたら幸いです。
追加①
あまりにも自分の上司が仕事が出来すぎて、大変な思いをしている部下の立場の方へのアドバイス
繰り返しになってしまいますが、「仕事のできる人」はその人ができるレベルは「普通」と考えていたりします。 具体的アドバイスとしては、
①率直に上司に対して、「あなたは仕事ができる。 残念ながら、自分とはレベルが違いすぎます。 レベルの差があることをご認識いただけましたら幸いです」と告げる。
②その差を埋めるべく最大限の努力を惜しまない気持ちであることと、実際に動けると告げる。
③実際のビジネスシーンでは、その差を若干意識して、指揮・命令・指示していただけると幸いです、と告げる。 (当然、言い方はそれぞれの環境にフィットした言い回しにしてください) 例えば、最近は「見える化」が流行っているので、若干、「見える化」していただけると幸いです、などというのはどうでしょうか? 仕事のできる系の方はミッションを山登りに例えると、「あの山頂に登れ。以上」だったりします。それだと、まだ経験の浅い部下としては、どんな準備が必要でどのように登ったらいいかも分からないため途方に暮れたりします。 チームとして良いパフォーマンスを発揮するためにはコミュニケーション手法を円滑にする地ならしが必要です。 こういった地ならしを疎かにしてしまうと、鬼上司から、「本当に仕事ができない奴だ」と見られるかもしれません。
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