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2009年4月

2009年4月28日 (火)

部下を大切にしよう! ヘッドハンター想う

 「部下を大切にしなさい」というコメントに反対する人はいないでしょう。 しかし、仕事のできるビジネスパーソンとなると話しは違ったものになる可能性があります。 

 ロジックは、仕事のできるビジネスパーソンの場合、本人の経験・ノウハウ・能力がずば抜けて高いレベルにあるため、一般的には「できる部下」だとしても、「まだこんなレベルか、、、」と認識してしまいがちな傾向があるからです。 

 リーダーとして敵地にパラシュート降下してすぐにチームを編成し、思いっきり戦わなければならない状況であるほど、現在の状況(チームメンバーの能力の総和)へのフラストレーションはたまりがちになってしまうのは十分に理解できます。 ヘッドハンターとして「単独でリーダーとして敵地に乗り込んで、可及的速やかに活躍してください」というポジションを数多く提供をしている私から、具体的なアドバイスを述べたいと思います。 このアドバイスは私が編み出したものではなく、数多くの成功者からヒアリングした内容ですので、なかなかの内容かと考えています。 

①部下の評価はまずは3ヶ月待ってみる。

 仕事のできる方の場合、一目見ただけでおおよその相手の能力を見抜くことは可能ではありますが、ここはいったん3ヶ月は我慢がよろしいかと思います。 部下も新しいリーダーがやってきて不安になって十分にパフォーマンスが発揮できないだけかもしれません。

 ここで注意をひとつ。 リーダーになったばかりのあなたに、他の社員のネガティブ情報を上げてくる社員が近づいてくるかもしれません。 かなり有用そうな情報も持っているように見え、一瞬、「頼もしい奴」と見えます。 ただ、こういったタイプは自身の能力がないがゆえに、彼の上をいくライバルを蹴落としたいだけ、という偏狭な利己主義に基づいた行動であることが多いです。 こういったタイプに耳を貸したりするだけで、「今度のリーダー、見る目ないね」という風評が広がってしまうので特に注意が必要です。  実力のない者ものほど、怪しげな情報で勝負しようとしてきます。 重ねて注意が必要です。 逆に最初はそっけない態度をとるぐらいの社員の方がしっかりとした実力をもっていることが多い、という話しもよく聞く話です。 実力があるからこそ、リーダーが替わってもうろたえる必要がないのです。 よく動く者こそ注意です。

②部下は、「今、何ができるか」、ではなく、「仕事に打ち込む熱い情熱を持っているか」を見抜くべし 

 現在の組織のパファーマンスの総和を100とした場合、数年後も100で良い場合は特になにも気にすることはありませんが、120、150、200を目指すのであれば、熱い成長意欲をもった部下を大きく育てることが重要です。 どんなに高い能力の社員でも「今の仕事を今後もずっと」というマインドの社員はいずれ大きな足かせとなるでしょう。 

③3ヵ月後、リーダーである自身のベクトルやモチベーションのレベルの高さについてこれない部下がいる場合。

 こういった社員は残念ながら、あなたのチームからいち早く去ってもらう対策をとった方がよろしいかと思います。 あなたも、その部下も、その方が幸せかと思います。 

 

 よく、「今の部下以上の人材をよろしく」という依頼を受けます。ここがヘッドハンターとしての腕の見せ所ではあるのですが、実際は非常に難しいものです。 いかに部下たちのベクトルを合わせ、モチベーションのレベルを上げ、組織としてのパフォーマンスを上げるかがリーダーとしての腕の見せ所です。 リーダーとしてご活躍中のみなさん、がんばってくださいませ!

 ご参考になりましたら幸いです。

追加①

あまりにも自分の上司が仕事が出来すぎて、大変な思いをしている部下の立場の方へのアドバイス

繰り返しになってしまいますが、「仕事のできる人」はその人ができるレベルは「普通」と考えていたりします。 具体的アドバイスとしては、

①率直に上司に対して、「あなたは仕事ができる。 残念ながら、自分とはレベルが違いすぎます。 レベルの差があることをご認識いただけましたら幸いです」と告げる。

②その差を埋めるべく最大限の努力を惜しまない気持ちであることと、実際に動けると告げる。

③実際のビジネスシーンでは、その差を若干意識して、指揮・命令・指示していただけると幸いです、と告げる。 (当然、言い方はそれぞれの環境にフィットした言い回しにしてください) 例えば、最近は「見える化」が流行っているので、若干、「見える化」していただけると幸いです、などというのはどうでしょうか? 仕事のできる系の方はミッションを山登りに例えると、「あの山頂に登れ。以上」だったりします。それだと、まだ経験の浅い部下としては、どんな準備が必要でどのように登ったらいいかも分からないため途方に暮れたりします。 チームとして良いパフォーマンスを発揮するためにはコミュニケーション手法を円滑にする地ならしが必要です。 こういった地ならしを疎かにしてしまうと、鬼上司から、「本当に仕事ができない奴だ」と見られるかもしれません。 

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2009年4月24日 (金)

妬むべからず。 ではどうするべきか。 ヘッドハンター想う

 ビジネス・パーソンとして成功するために、自身のパフォーマンスを最大化させることは当然といえましょう。 仕事のできるビジネス・パーソンでこのことが疎かになっている方は皆無と言ってよいでしょう。 しかし、意外と忘れがちなのが、「妬む」という感情のコントロールかと考えています。 これには「妬む」という自身の問題と、「妬まれる」という第三者対策の二つに大きく分類されますが、今回は、「妬む」という自身の問題に焦点を当ててみます。

 結論好きですので、結論から言ってしまえば、「妬むな、相手の力を借りよ」となります。

 「妬んでいる」という場合は、多くの場合、自身と相手のパワーバランスがほぼ拮抗している、もしくは差がプラス・マイナス10%の範囲内になっている状態かと思います。そんな状態で彼我がガチンコで対決してしまうと、本来の業務に注ぐエネルギーにプラス・αのエネルギーが必要となり消耗が激しくなってしまいます。 タチが悪いのが、物理的な作業によるエネルギーの消耗よりも、本来クリエイティブな作業に集中させたい脳のCPUの領域を広く占拠してしまいパフォーマンスが落ちてしまうことです。 

 また、好敵手であるほどお互いが「燃えて」しまって、お互いが結果、自滅、ということにもなりかねません。 出場台数の多い車のレースでよく見られる光景ですが、1位走行と2位走行の車が激しく攻め合い、結果、接触などのトラブルに見舞われ2台ともリタイヤ、という状況に似ているといえます。 本来は実力のある2台(2人)であるにも関わらず、3位以下の車に軽く抜かされてしまっては、本当に、「おいしくない」話しかと思います。 

 人間ですので、どうしても「妬む」という感情はあって当然です。 その気持ちがあるからこそ、人間社会が発展し続けているとも言えます。 しかし、より実り多いビジネス・パーソンの戦略としては、「妬んでしまう」ほどの好敵手こそ、相手の力を借り、コラボするぐらい懐の深さが重要かな、と感じています。  某有名コンサル会社の選考ポイントの一つに「他人の力を借りる、借りられる能力」としっかりうたわれていたりもします。 

 言うは易し、ですが、ご参考になりましたら幸いです。

P.S,

 もうすぐGWですね。 いったん職場から離れることができる時こそ、「中・長期的なキャリア戦略」を練る絶好の機会かと思います。 自身が仕事に対して何を求めているのか、今後数年間でどうなりたいのか、今一度、思い返してみると良いか思います。 ヘッドハンターとしては、このGW前後は、若干余裕がある時期なので、対応もしやすい状況です。 逆に6~7月は若干忙しくなってきます。

 蛇足ですが、GW明けこそ、ホワイトカラー、ビジネス・パーソンの腕の見せ所です。GW明けに「さぁ、これから何しようかな」というレベルでは完全にアウトです。 理想的には、「こうしたいと考えているのですが、どうでしょうか?」と周りをグイグイ引っ張っていきたいものです。 人はこういうところで、人の真価を図っていたりします。 また、この時の評価は深層心理に深く刻み込まれたりします。

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2009年4月23日 (木)

景況感の悪さは長引いた方が良い? ヘッドハンター想う

 一般的に景況感は悪い、と思います。 しかし、この状況をどう捉えるかは、人によって大きな差があるとも感じています。 

 私が最近会った、仕事のできるビジネス・パーソンから面白いコメントを聞きました。 それば、「この景況感の悪さができるだけ長く続けば良い」というものでした。 「その心は?」と聞きますと、「このビジネス環境の大きな変化に生き残れない企業が淘汰された後には、生き残った企業には素晴らしいマーケットが広がっているから」というものでした。 ヘッドハンターとしても、「なるほど」と感じ入った次第です。 

 あなたの勤務先の企業としての競争力、環境変化の適応力はいかがでしょうか? 今一度、考えてみられることをお勧めします。 意外に、ご自身のキャリアの守備範囲のことは押さえていても、肝心の勤務先の状況の把握、分析が疎かな方が多いかな、とも感じています。

 ご参考になりましたら幸いです。

P.S.

歴史的に見ても大きなリセッションの時期に、次代のビジネス・シーズが芽生えていたりします。 この新しい波をうまく捉えたいものだと感じています。 

  

 

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2009年4月17日 (金)

まずは、レスポンスを速くしてみよう! ヘッドハンター想う 

 今回のテーマの「レスポンスを速くしてみる」ですが、特に今回は、「メールの返信のレスポンス」を速くすることについて述べてみたいと思います。 ビジネス上でのコミュニケーション手法はさまざまありますが、今後、メールの比重は高くなることはあっても衰退することはないと考えています。 メールの取り扱い方ひとつで、ビジネス・パファーマンス、内外の評価も大きく変化するものと考えており、メールの取り扱いに熟達しておくメリットは計り知れないものになってきていると考えています。 

 ヘッドハンターとして経験的に、「仕事のできる人」ほどメールのレスポンスは早いな、と感じています。そういった方々は意識的にメールの返信を速くするよう心がけているかとは思いますが、私が着目したいポイントは、この心がけの部分ではなく、むしろ、「メールの返信が速くできるビジネス環境を整えているという、環境整備能力とビジネスパーソンとしての能力の高さです。ポイントとしてまとめてみますと、

①常に新しく入ってきた情報に対して、すぐに対応できる時間的余裕を作り出している。  

常にパツパツの状態で仕事が山積みの状態では、即レスはしようと強く思っても物理的にできなかったりする。 「何が起きても余裕をもって対処できるだけの余裕を確保している」ということです。 達人の域に達すると、「朝9時の段階で自分の仕事は終わっている」という方もいます。 このレベルになるとほぼ全ての業務が自身が主導権をもってコントロールできるようになります。 振り回す方と、振り回される方のどちらが良いかは自明なことと思います。

②明晰な頭脳

「即レス」もただ速いだけでは意味がありません。 対処するために問題の本質を見極め、適切な打ち手で対応する必要があります。 この沈思黙考での情報処理能力が高くなければ、有効な「即レス」はできません。 即レスには、この明晰な頭脳が必要です。 このレベルが低ければ、「何を言っているのか分からない」となります。 「限られた時間で最適解を出す」が、ビジネスマンです。 検討する十分な時間がありながら、「明日、回答するよ」などと悠長なことを言っている上司がのさばっている企業はいずれ沈んでしまうでしょう。  

③高い意思決定能力・実行力

明晰な頭脳で問題の本質が分かったとしても、「では、具体的にどうするか?」という意思決定を下し、かつ実行に移せなくては、これまた即レスの効果も半減です。 かなり重要なポイントかと考えています。 多くの方が、ここが弱いな、とも感じています。 これが弱いとビジネスは前に進みません。 ここが弱い上司が多い会社は、、、、。となってしまいます。  

④適切な文章能力 

メールの文章で「人を動かし、ビジネスを動かす」わけですので、適切な文章能力が必須です。 これまた、「なにが言いたいのか、分からない」では話しになりません。特にエグゼクティブになればなるほど、この能力は重要です。 また、ヘッドハンターとして、メールの文章を見るだけで、ある程度の人物的な傾向も分かったりします。 

 即レスのトータル的なクオリティーをみれば、おおよそのビジネス・パーソンの「質」は図れると経験的に感じています。 たかが「即レス、されど即レス」。 自身が主導権とってビジネスまわす上でも非常に有効なテクニックかと考えています。 また、本人の努力によって改善、パワーアップ可能です。

ご参考になりましたら幸いです。 

P.S.

 週末は自身が大学時代に所属していた体育会の新入生歓迎イベント(体育会に入りなさいイベント)のヘルプに参加してきます。 

 これまでは自分の大学でもこういったイベントはしたこともなかったのですが、今回は、他の2大学と共同で3大学共同新入生歓迎イベントとなります。 確実に「若い人」の数が減ってきていると実感しています。 18、19歳の方と話しが合うか、今から心配です、、、、。 若い人向けの「リクルート力」のテストケースとしたいと思います。 

 

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2009年4月16日 (木)

元気が出るのを待つのではなく、意識的に元気を出すべし ヘッドハンター想う

 ヘッドハンターとして、仕事ができるビジネスパーソンの方々のお話しを聞かせていただいていると、圧倒的にエネルギッシュな人が多いと常に感じています。 

 もともとエネルギッシュな方が多いとは思いますが、私が指摘したいポイントは、そういった方々は、「エネルギッシュであるための努力」を惜しんでいない、ということです。 パッと見では、「あの人は元々、エネルギッシュな人」で片付けられてしまいそうな話ですが、見えないところではしっかりと努力しているわけです。 そして、エネルギッシュであることが、ビジネスのパフォーマンスを上げるために必須な要素であることも知っています。 

 最近は「脳ブーム」のおかげで脳と体の関係も一般的なレベルでよく分かるようになってきました。 今回のタイトルである、「元気が出るのを待つのではなく、意識的に元気をだすべし」も分かりやすく解説しますと、ただ何もしない状況で元気が出るわけでもないので、意識的に体を動かし「元気が出そうな体の状態」を作り出すべし、となります。 

 実際のビジネスの現場でも、ボクシングのサンドバックや腕力や握力を鍛える器具が備えてある職場もあったりします。 また、あなたの職場でも、突然、腕立て伏せをしたり、階段の昇降を繰り返す方というのはいませんでしょうか? こういった方は身体の脈拍を上げ、脳を興奮させリフレッシュさせ、脳自身に、「もしかして、やる気でた?」のような錯覚を効率的にうまく使っているわけです。

 身体が脳に与える影響は非常に大きいものがあります。 「脳ブーム」関連の方には喜ばれそうな記事になりましたが、仕事のできるビジネス・パーソンはうまく自身の脳を使っている、とヘッドハンターとしても経験的に納得できます。

 「健全な身体に健全な脳やどる、そして健全な精神やどる」、結果として、人生切り拓ける、となります。 

 ご参考になりましたら幸いです。

P.S.

キャリア・マーケットは非常に厳しい状態です。 運悪く離職中の方も、肉体の鍛錬だけはしっかりと行っておくことを強くお勧めします。離職期間が3ヶ月を過ぎるようになると、体の締まりがなくなり、結果として、精神力も弱くなり、顔の表情が衰え、全身から精気がなくなってしまっては、獲得できたであろうポジションもみすみす失ってしまいかねません。 

運悪く、離職になっている方こそ、夜22時前に就寝。早朝起床。5キロ程度のランニングをお勧めします。

肉体が強くなければ、精神力も弱くなってしまいます。

先日、サラリーマンの方が良く集まる、普通の居酒屋よりもちょっと上のクラスのお店に行ってきました。 水曜であったにも関わらず、満席状態で非常に盛況でした。 本当に景況感が最悪ならガラガラなはずです。 希望はあるな、と感じました。 

 

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2009年4月15日 (水)

外資系企業で働く方へのアドバイス(ビギナー編) ヘッドハンター想う

 「10年ひと昔」とはよく言ったもので、10年前に「外資系で働く」というとまだまだ勇気が要った感覚かと思います。 現在では勤務先が日系か外資かという差はほとんどなくなってきていると言えます。

 ただ、外資系企業で働く場合には、ちょっとした留意点があります。 今回は、どちらかというとキャリア・マーケット的には「ビギナー」に属する方々にアドバイスをいくつかさせていただきます。 「プロ」の方も案外見落としがちだったり、うっかりその認識が薄れてきているかもしれませんので、念のためチェックされてみることをお勧めさせていただきます。

誤解①「人間関係は日系と比べて外資の方がドライ」

 結論から言えば、「外資の方がウェットです! 上にいけば上にいくほど」です。 「外資の方が人間関係がドライ」という迷信はどこから生まれたかは分かりませんが、直属上司があなたの昇給・昇格・評価などの生殺与奪権をしっかり握っているため、極論すれば、上司に嫌われればアウトです。 逆に、日系の場合は、どんなに上司に盾ついて、「お前はクビだ」と言われても、それを真に受ける人がいなかったり、実際にそれが実行されることはほぼありません。 ビジネス上でパフォーマンスを上げることは当然として、人としても上司から好かれなければ「明るい」キャリアステップは踏めません。 参考になるケースではありませんが、外国人上司の子息にクリスマス・プレゼントを毎年贈り続けている日本人エグゼクティブの方は少なくないと感じています。 

誤解②「職務規定の内容をしっかりやっていれば良い」

 外資系の場合、概ね「職務規定書」が日系と比較するとしっかりしており、また四半期・年間などの評価手法が練られたものになっています。 この評価作業で年度末になると大変な作業となっている方も多いかと思います。 ホワイトカラーで平均年収以上のサラリーを獲得している、もしくは獲得したいと考えている方の場合、「職務規定の内容をしっかりやっておく」というのは、スポーツの世界に例えると、準備運動が完了した、もしくは予選通過でこれから本戦スタート、と同じ状況です。 「上」を目指す場合には、上司の期待値をいかに超えるか、にかかっています。普通に職務規定のジョブ内容をこなしているだけでは、いつの日か用済み、となるでしょう。 ポイントとしては、職務規定の内容は当然として、上司の自分への期待値を常に確認し、それを上回るための努力を惜しまない、そして、アウト・パフォームさせておくことが重要と考えています。 

 ご参考になりましたら幸いです。

 最近は、伝統的な外資系より「外資系らしい」日系企業もあったりして、もう10年すると、日系・外資という表現がなくなるかもしれませんね。 

P.S.

いつ、工事現場のクレーンが倒れてくるかもしれない時代ですので、日々、悔いのないように生きたいものですね。  

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2009年4月 9日 (木)

100年に1度ぐらいの危機か? ヘッドハンター想う

 どうも最近、「100年に1度の危機~」というフレーズが多いのが気になっています。 なんだか、時候の挨拶のような使われ方までしているようです。 

 結論から言えば、「100年に1度の危機~」はかなり大げさな表現であり、相当割り引いて考える必要があると考えています。 

 歴史を振り返ってみても、60~70年前は日本は戦争状態や終戦状態だったわけです。住んでいる周りの環境が、「みんな焼け野原だった、なにもない。近いうちに死ぬ可能性が高い」ような状況の中でたくましく生き抜かなければならない時代だったわけです。 このような状況と比較すると現在は相当、恵まれていると言えます。 日経新聞の人気コーナーである、「私の履歴書」に執筆できている方の壮絶な環境と努力と比較すれば、どれだけ現在の自身の状況が恵まれているか分かるはずです。

 「100年に一度」とウソぶく前に、現実を直視し、「できること」と愚直にやり抜く気概が必要かと考えています。

 企業を見ていても、愚直に自社の強みを磨き挙げている企業はこのような経済環境であっても立派に成長し、採用意欲も高い状況です。 逆に、「100年に一度の、、、、だから」とウソぶいている企業は目も当てられない状況です。 

 この状況は、「人」にも当てはまります。 私が知りうる仕事ができるビジネス・パーソンは、「100年に一度」のフレーズは滅多に使いません。 逆に、「そうでもない人」はよく、このフレーズを使いたがる傾向があると感じています。 非常に簡易な人物鑑定法としても使えるのではないかと考えています。

 外部要因からも確かに影響は受けますが、一番大事なのは現実的に自分がどう考え、動くかです。 

 今一度、ご参考になりましたら幸いです。

P.S.

ブログの書籍化、出版日は6月26日となりそうです。 

 

 

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2009年4月 7日 (火)

「信念のある人」について ヘッドハンター想う 

 「あの人は信念のある人だ」という表現にはかなりポジティブな意味が含まれていると言えます。「信念のある人」のイメージとしては、有言実行の人という意味が大きいと思います。

 「信念」と言ってしまうと、「自身の想い」の強烈さ度合いの話しで片付けられてしまいそうです。 しかし、ヘッドハンターとしてビジネス・パーソンとして成功してらっしゃる方の傾向を見てみますと、ちょっと別の見方をしています。 

 一般的な経験からも皆さんも感じてらっしゃるとは思いますが、強い信念をもった方がビジネスで成功されている確率は高いといえます。その傾向を踏まえた上で敢えて 私が指摘しておきたいポイントは、信念の強い方がビジネスで成功されている要因は、「自身の想いの強さ」は当然として、それにプラスして、

1、実現したい目標を明確にして、 

2、目標と現状のギャップを認識し、

3、そのギャップを埋めることに徹底的に注力している。

といった、思考方法、現実的な対応、努力をしていることです。

 極論すれば、「強烈な想い」だけで成功されてらっしゃる方というのは私は見たことがありません。 分かりやすく具体例を挙げれば、「東大に合格したい!」と想いの強さだけで実際に東大に合格できた人はゼロであり、上記1,2,3をしっかり実行した人が合格できているわけです。 

 「あの人は信念が強いから成功したんだ」と一般の方々は成功者の方の、信念の強さ=想いの強さ、に目が行きがちかと感じています。 しかし、その成功の裏には、冷徹な目で、問題=目標と現状とのギャップ を捉え、その解決に全力で取り組んでいたという具体的な努力も見逃してはならないと考えています。

 前回のブログテーマと若干かぶりますが、前回ブログを書き終わってこれも伝えておかなければと思い、記させていただきました。

 ご参考になりましたら幸いです。

P.S.

 連日の激務?のせいか、左脳と左顔面がしびれるような症状が数週間続いたため、病院に行ってまいりました。 念のため、CTスキャンしましたが、異常なく、「肩こり」が原因では、と診断されました。 「もしや脳に、、、。」との心配事が消えましたので、肩こりに気をつけつつ、ますます仕事に打ち込みたいと考えています。 

 

 

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2009年4月 1日 (水)

「問題」の定義について ヘッドハンター想う

 「問題」という言葉の定義を考えてみたい。 あまり突き詰めるとこれだけで一冊の本がかけそうですが、このたびはビジネス・パーソンとしてより良い人生を送るための実用的な定義として考えてみたい。

 ヘッドハンターとして考える「問題」の定義は大きく分けて次の2つと考えています。

①突発的に起きてしまった事項

②目標と現状とのギャップ

 

 既に起きてしまった「問題」に対処する、しなければならないのは誰にもできる話です。 私が仕事柄会う、「仕事のできるビジネス・パーソン」、「既に成功している、と言い切れる状況にあるビジネス・パーソン」の方々は、特に、②の定義である、「目標と現状のギャップ」をいかに埋めるか、という問題に真剣に取り組んでいる方が圧倒的に多いと感じています。 逆に、「普通」のビジネス・パーソンは、圧倒的に①の定義である、自身でコントロールすることが難しい、突発的な、あらゆる「問題」の対応に汲々としているだけの方が多いと感じています。

 この、彼我の差は圧倒的といえます。

 ①の定義だけしか動けない人は、景気が悪い、会社が悪い、上司が悪い、環境が悪い、リストラされた、左遷された、どうのこうのの問題の対応に手一杯で、自身のキャリア・プランの戦略立案、実施が後手後手にまわりがちです。 結果として、より良いキャリア構築は難しい状況になってしまいます。

 逆に②の定義の方は、常に目標と現状のギャップに焦点をあて、「どこが課題で、いかに解決するか」に注力しています。 ①の定義と比べて、どれだけ能動的で生産的かは明らかかと思います。

 経験的にも、①の定義の方は圧倒的に多いのですが、②の定義を認識している、もしくは感覚的にも分かっている、方というのは非常に少ないと感じています。 ビジネス・パーソンとして本来持っている各々のポテンシャルの差は、さほど大きなものではありませんが、結果として大きな差を生じさせるポイントは、この「問題」の定義の感覚にあるのでは、とも感じています。 

 一流大を卒業し、一流企業で活躍し、海外有名MBAホルダーであったとしても、この「問題」の②の定義を失った段階で成長は止まってしまうとさえ考えています。 逆に、客観的に見て、「非一流系」のご経歴であったとしても、この②の定義をしっかり認識し、プランを立て、行動できている方、というのは成功する確率は高いのでは、と感じてもいます。

 あなたの、「問題」の定義はいかがでしたでしょうか? 今一度、見直してみて、その認識に基づき、プランを考え、アクションを取ってみることをお勧めします。

 ご参考になりましたら幸いです。

 

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