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2009年1月

2009年1月28日 (水)

身の丈にあまる挑戦をするマインドの重要性について ヘッドハンター想う

 「何事も挑戦することが重要だ」というフレーズに意義を唱える方は少ないと思います。 しなしながら、それが実践できているかどうかとなると自信をもってYesといえる人は少ないのではないかと思います。

 キャリアに関して、この「挑戦する気持ち」が重要かと問われれば、「非常に重要である!」と私は答えます。 さらに言えば、ビジネス・パーソンとして成長するためには「気持ち」だけではなく具体的なアクションも強く期待したいところです。 

 少なくない人が、出世や転職において「挑戦する気持ち・具体的なアクション」を阻害させる要因として下記の点が挙げられるのではないかと考えています。

・その仕事はやったことがない。

・その仕事は難しい、できる自信がない。

 ヘッドハンターとして言えば、上記の思考をしていては、ビジネス・パーソンとしての成長はないと考えています。 「やったことがある、できる自信がある」という現状維持程度の仕事ばかりに安住していては成長はありません。 最悪のケースとして右肩下がりのキャリア・バリューとなってしまいます。 「ちょっと背伸びする」ジョブに挑戦するからこそ、成長するのです。

 キャリア構築の過程においては、

・初めて部下をもつ。

・プレイヤーからマネジメントに移る。

・部下をもつ部下、をマネジメントするようになる。

・職種の壁を越える(営業部門⇔管理部門などなど)

・業界の壁を越える。

・部門長になる、社長になる。

のような、これまでの自身の実績、経験を超えるような挑戦をするからこそ成長があるのです。 当たり前の話ですが大企業の社長になる人も最初は、「社長というポジション、初めての経験です」となっているのです。「壁を越えるような挑戦」はビジネス・パーソンにとって非常に重要な成長のポイントであると考えています。 転職するにしても、是非、「これまでの壁」を越えるようなポジションにトライできるだけの実力をつけておきたいものです。 逆に、現職において、この「壁を越えるような挑戦」の機会がない、もしくは極めて少ない会社の場合は、自身の成長のスピードは限りなく低下、もしくは既にダウン・トレンドに入っているため、転職を真剣に考えるべきタイミングかもしれません。 

 頭の良い人ほど、「自身のできる能力」について冷静、客観的、かつ謙虚に分析している傾向があると感じています。それはそれで良いとして、そういった方こそ、是非、自身のこれまでの殻を破るような挑戦をしてもらいたいとも感じています。 

 ご参考になりましたら幸いです。

P.S.

連日、すごいリストラ情報の嵐ですね。 業績不振により単純に人員削減を進めているようにも見えます。 しかし、私には産業構造そのものが大きく変わりつつあると強く感じています。 この産業構造の変化の中で、業界、自社、自身が強くサバイブできるかどうか冷静な見極めが必要な時期かと感じています。  

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2009年1月27日 (火)

石橋を叩いて壊さないほうがよいかと。 キャリアマーケットの場合 ヘッドハンター想う

 人間の社会は多様性があってこそ成り立っている社会なので、どのようなタイプの人間がいても基本的には「アリ」かと考えています。 個人的にはかなり偏差がズレた人の方が魅力的かなとも感じていたりします。

 しかし、ヘッドハンターの立場として、今、というこの瞬間を生きているビジネスパーソンにとって「ビジネスの世界で成功しやすいタイプとは」と聞かれた場合にはある程度の傾向があるかと考えています。 「石橋を叩いて渡る」ということわざをたたき台とした場合、下記の順で成功しやすいかと感じています。

①石橋が壊れる前に迅速に渡りきる。

②石橋を確認しながら渡りきる。

③石橋を補強してから渡りきる。

④石橋を叩きすぎて壊してしまう。

 当然、業界・業種・規模感・成長の段階によって答えは微妙に変化するとは思いますが、ざっくり上記順かと考えています。 基本的なコンセプトとしては、「何事かを達成するためにはどうしたらいいのか?」という前向き、ポジティブな思考方法かと考えています。 逆の例で言えば、「できない、難しい理由はなにか?」と考えるネガティブ・サイドからの思考方法になります。 

 話しをもっと具体的にキャリア・マーケットの現場に落としてみましょう。転職をする前の段階というのは、企業やポジションの詳細情報はなかなか分かりづらいものです。 誤解を恐れずに言えば、「分かっていること」よりも「分からない」ことの方が多いともいえます。 この情報が完璧に整っていない状況であっても、判明している少ない事実からだけで面談をしてみる判断力・行動力の差が結果としてビジネス・パーソンとして大きな差を生んだりするのではないかと考えています。

 実際の話しとして、面談前のポジション情報よりも、面談の上、両者が話し合った結果、ジョブ・ディスクリプション(職務規定書)が大きく変更されたり、想定年収レンジが大きく上方修正される、ということは珍しいことではありません。 極端なケースで言えば、そういったサシでの面談の場で当初の想定を大きく上回る諸条件を勝ち取ることが非常にうまい方もいます。 相当のエグゼクティブの方でも、「まずは会ってみましょう」というスタンスの方は非常に多いことも付け加えておきます。 

 雑感として、いわゆる「受験エリート」の方々の傾向として、事前準備をしたがる傾向があると感じています。 当然、何事も事前準備は大切ですが、できない・難しい理由ばかり探して一歩を踏み出す行動がなければ、何も始まりません。  「石橋を叩いて壊す」ではあまりにももったいないと感じています。 受験で勝つためにはある程度の計画性と努力をもってすればなんとかなります。 しかし、実際のリアルなビジネスの世界では、その場その場での臨機応変な思考・対応が必要です。 例えて言えば、武士同士が「さぁ、決闘だ!」という時に、戦い方の勉強をしている暇はなく、たとえ刀を持っていなかったとしても枝なり岩なり砂なり、ありとあらゆるものを使って戦わねばならないのです。 戦いの前に「五輪の書」を読んで背中をバッサリ切られるか、その場で全身全霊で戦うか、どちらが良いかは明らかかと思います。 ビジネスの現場は「真剣」勝負なのです。 万全に準備したから勝つ、というものではなく、意思決定のスピード、行動力の差が勝負に大きな影響を与えると考えています。

 せっかくの機会なので、自身が、

「どうしたらできるかを考えるタイプか」

「できない理由を考えるタイプか」

分析されてみるのも良いかと思います。

もし、「できない理由」から考える方の場合は、「どうしたらできるようになるのか」といったポジティブ・サイドからの思考方法を試してみることをお勧めします。 また、逆にスーパーなレベルで「どうしたらできるかを考えるタイプ」の場合は、優秀な参謀かアドバイザーを横につけておくと良いでしょう。 

 ご参考になりましたら幸いです。

P.S.

 先週末、大失敗しました。

 実は、所有車両の定期車検の時期となり、車を懇意にしているショップに預けました。車を預けた後、買い物して自宅に帰った際に、大変なことに気づきました。 なんと、家と車のカギを引っ付けたままにしており、家の中に入れない状態になってしまったのです。 

 家と車屋さんの距離は約50キロ。かつ時刻はそのお店の閉店時間の30分前。 最悪の事態を想定しながら車屋さんに電話したところ、なんと、自宅までカギを届けていただけることになりました。 非常に助かったとともに、この車屋さん、そして担当者へのロイヤリティーが一気に高まりました。 

 鍵を分別して持っておくことの重要性を痛感しました。 

 皆様もお気をつけくださいませ。 

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2009年1月21日 (水)

他人と自分を比べるより、自分の目標と現状との差異について目を向けるべし、ヘッドハンター想う

 既に世の中は情報過多の状況であり、このこのトレンドは加速することはあっても減速することはないと考えています。 また、そういった環境では、「何が幸せ」なのか分かりづらい状況であるとも言えます。 自身の「幸せ具合」を測る方法として、他人と自分の状況を比較してみる、という方法があります。 この方法は非常に簡易にできるため「大人」になってもしがちな「幸せ比較法」ですが、より良い人生を送るためには賢明な方法ではないと考えています。 多くの人が頭では分かっていても、なかなか実践、となると難しいと感じてらっしゃるのではないでしょうか?

 これはキャリア・プラン構築においても言えることで、全く自身と関係ない業界・業種・会社・組織・職種の現状・ラッキー/アンラッキー情報をいくら入手したところで、実際に自身が実質的に「幸せ」になることにはありえません。 逆に彼我の差を知り、モチベーションが低下してしまっては、さらに意味がありません。

 私見として言えば、「自身の目標と現状との差異にのみ着目し、この差をどうしたら最短、最速で埋めることができるのか現実的に考え、かつ実行する」ということが「幸せ」をつかむ最善の方策かと考えています。 

 私がヘッドハンターとして会う、ビジネスで成功されてらっしゃる方というのは、ほとんど全ての方が上記の思考方法を取られています。 他人の幸・不幸、成功・不成功、ラッキー・アンラッキーには関心がなく、自身がコントロールできることだけに自身の持てる力を注ぎこんでおられます。

 ご参考になりましたら幸いです。

P.S.

 資生堂の最近のTVCM(商品:エリクシールシュペリエル)で面白い、と感じたものがあります。 このTVCMでは自分が持っているものよりも他人の持っているものが気になってしまう、という人間の習性をうまく捉えていると思います。 やはり一番、重要なのは自身の価値観、判断基準かと思います。 といっても、我々は人間ですので、そういった習性があるのはしょうがないことです。 うまく、このあたりを自身でコントロールすることがより良い人生を送る上で重要といえそうです。 

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2009年1月20日 (火)

「サバイバビリティー」についてヘッドハンター想う

 私はこれまで、このブログの中で「しっかりサバイブしていきましょう」というフレーズをたくさん使ってきたかと思います。 この日常ではあまり耳にすることのない「サバイブ」という言葉を敢えて使っていた背景には、高い成長を目指して日々努力していなくては現状維持すら厳しい「現実」をキャリア・マーケットを通じてヒシヒシと感じていたからです。 また、こういった現実をブログの読者にも肌感覚として知ってもらいたい、という気持ちをこめていました。 川に浮かんで静止しているように見える水鳥たちも、必死で水面下で足をかいているからこそ、現状変わらずのポジションを維持しているのです。水面下の努力、足かきを止めた瞬間に下流に流されてしまう、というのはキャリア・バリューの低下と非常に似ています。 いわんや、より上流に上ろうすれば、それ相当の努力が必要になってきます。 

 人生やキャリアにおいて、「サバイブ」するという感覚は一部の方々だけ知っておけば良い概念なのかな、とうっすら感じていましたが、もはや、ほとんど全ての人々が「サバイブ」するということを強烈に意識しなければならなくなった時代になったと感じています。 この象徴的な出来事が新年明けて早々の日経新聞朝刊1面において数日間「サバイバビリティー」というキーワードで特集が組まれていたことです。 私はこれを見て、「やっとサバイブする、という意味の説明をしなくて済む」と感じたと同時に、「サバイブしていくことを真剣に考え、かつ、行動しなければ、サバイブすることは難しい時代になった」とフンドシを締めなおすほどの緊張感を感じました。

 ざっくりと「企業の寿命は30年」というフレーズは聞かれたことはあるかと思い、また、おおよそのコンセンサスも取れているかと感じています。 では、ビジネスパーソンの寿命は何年でしょうか。 これをおおよそ40年とすると、この時点で既に10年分、企業とビジネスパーソンの寿命の間に「差」が出ています。 昨今の環境変化の激しさを考慮すると「企業の寿命」は何年でしょうか?  あなたが考える「企業の寿命」と「ビジネスパーソンの寿命」の期間をよくよく考えた上で、ビジネスパーソンとしての戦略をきっちりと立てておくことが非常に重要になってきています。 ノホホン、としている余裕はあまりないと言えます。 

 どのような環境変化が起こったとしても強くサバイブ、生き残っていきましょう。 そういった意味でキャリアに関する情報収集、プランニング、選択、実践は非常に重要です。 もろもろ、お役に立てれば幸いです。

P.S.

先日、「007」の先行上映を見てまいりました。 仕事をする上でも、あれだけの緊張感をもって取り組みたいものだと、気持ちを新たにいたしました。 

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2009年1月 9日 (金)

現職に辞意表明をした時に分かる自身のキャリア・バリュー ヘッドハンター想う

 仕事柄、数多くの現職の退職、新天地への入社を見届けています。やはり「仕事のできるビジネス・パーソン」が現職を辞める時はドラマがあります。 

 いろいろなドラマがありますが、是非、ビジネス・パーソンとして目指したい境地としては、①辞めるのなら、外部パートナーとしてあなた個人にお仕事をお任せしたい、②辞めるのなら、新天地でも是非、弊社の支援をしていただきたい、などとと言われてみたいものです。  このようなお言葉がいただけるレベルというのは、○○会社の△△という役職にいた人というポジショニングではなく、鈴木さん(仮名)という○○会社にいた人、という個人としてのキャリア・バリューが確立したレベルになります。 流行り言葉で言えば、「キャラ立ちした人」ということになります。

 あなたは職場の中で、「キャラ立ち」していますでしょうか? 「キャラ立ち」していない、「その他大勢の中の1人」であれば、いずれ、「勤務先企業にて希望退職数百人募集」といった中に自分の意思に反してそれに応募せざるを得ないような状況になりやすいかと考えています。 

 いかなる時においても「キャラが立っている」と自他共に認めるパフォーマンスを発揮しておくことが重要かと考えています。特にこのご時勢、重要です。 

 ご参考になりましたら幸いです。

P.S.

日経新聞にて既出ですが、ジャスダック上場で人材紹介事業大手のジェイエイシージャパン社が今春入社予定の130人に入社辞退の呼びかけをし、さらに正社員の4割弱にあたる300人の希望退職を募集しました。 「転職のご支援をする企業の社員」が路頭に迷う時代です。  私が2008年12月9日のブログで予測したことがこんなにも早く具体化してきた、このスピードに驚くばかりです。 

 みなさん、気合いを入れて2009年を乗り切っていきましょう!! 応援しております!!!

 

 

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2009年1月 6日 (火)

年賀状から推察するビジネス・センスについて ヘッドハンター想う

 みなさま、明けましておめでとうございます。

 既にメディア等で報じられている通り、私も2009年はかなり厳しい1年になるかと予測しています。 このような緊張感漂う年末年始は初めての経験です。 前回ブログで触れたように、「現実で起こっていることは全て正しい」です。 自身のいかなる努力でも変えようのない現実の中でも、正しくサバイブしてまいりましょう。 しっかりと生き抜いていくことに妥協は許されません。

 さて、年始ということもあり年賀状に触れる機会も多かったと思います。 私も多種多様な年賀状を頂いたのですが、少々、感じ入ることがありました。 この点について述べたいと思います。 

 ポイントから先に述べますと、年賀状のコンテンツづくりにおいて、「自分が見せたい内容よりも、相手が見たいと思う内容を充実させたほうが良いのでは?」という点です。 具体的には、年賀状のコンテンツに子供の写真のみ載せるというのは、いささか受け取り手のニーズの把握が甘いのではないかなぁ~と感じています。 ビジネス・パーソンとして活躍している(活躍していた)、20代以降の方からのお年賀であれば、子供の画像データがあるなら、やはり本人の画像があって良いかと思います。 特に、受け取り手とてしては、ご本人様を実際見たことも会ったこともないお子様の写真だけの年賀状というのは少々、一方的過ぎる印象があるかなぁ~と感じています。 受け取り手としては、純粋、単純に送り主の情報を知りたいはずです。 画像データを加工する労力をかけることができるのなら尚更かと感じています。

 実際の生活やビジネスシーンにおいて、自分だけで閉じている世界というのは極めて稀です。 必ず利害関係者がいます。 そういった多者意識を敏感に感じて、動けるかどうかが、人の中で生きていく人、ひいてはビジネスで活躍するためにも非常に重要なセンスかと感じています。

 今回のテーマは書こうかどうか非常に迷いましたが、おそらく誰も言い出せないテータだろうと判断し、敢えて記載しました。

 ご参考になりましたら幸いです。

P.S.

 最もインパクトのあった年賀状を紹介します。 この手法は昨今の年賀状のコンテンツ作りのあっさり化の真逆をいく手法でした。 具体的には、家族でかなりしっかりした写真館で正装して「華麗なる一族風」に撮影した写真をさらに高精細プリントしたお年賀でした。 サクサクモードの年賀状が多い中で極めて目を引いたお年賀でした。こういった「驚き」を新春に届けるのも良いものだなと感じいった次第です。  

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