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2008年8月

2008年8月26日 (火)

いつでも3ヶ月以内に退職できるようにしておくべし ヘッドハンター思う

 典型的なヘッドハンティング案件(外資系企業が日本に参入、そのための社長、事業部長クラスのスカウト)について、かなりざっくりとしたイメージでスケジュール感をのべてみると、ヘッドハンティングのスタートから実際の複数回の面談、オファー提示まで、おおよそ3ヶ月程度かかります。 (当然、案件によってかなりまちまちではあるのですが)

 そこで、オファーが実際に出ていつ入社できますか?の話しになった際に求められる入社日はおおよそ30日~45日後の入社が一般的です。 現実的な動きとしては、オファーが出る前の最終面談あたりに、「いつごろジョインできますか?」という話しになります。 

 ここで今回のタイトルに戻るのですが、「常に3ヶ月以内に現職を退職できる準備を整えておく」ということは、華麗に「次のステップ」を踏む上で非常に重要なテーマであるといえます。 外資系企業でなく日系企業であっても、「では、半年後の入社で」となった場合は、そもそも選考のテーブルから外れることがほとんどです。 

 *コンサルティング業界の場合は、「プロジェクト終了後」というのは非常に説明のつきやすい理由のため、上記の期間の適用は柔軟な対応になります。

 「仕事のできるエグゼクティブ」ほど、現職を辞めづらいのではないか、という心配もあります。 しかし、ヘッドハンターの経験から言うと、仕事のできる方ほど、現職の辞め方がスピーディー、かつキレイです。 なぜ、そういったことが出来るのか考えてみたのですが、下記点を留意されているのではないかと考えています。

1、自分のやる仕事、部下に任せる仕事を明確に分けていて、権限委譲が適切に実施されている。

2、自分にしかできない仕事(暗黙値的な仕事)を、日ごろから第三者に説明できるように客観的に仕事に取り組んでいる。 そのため、引継も容易な状況を作り出している。

3、自身の業務の全てが内実ともに明確に整理整頓できており、かつ、日々の「やりのこし事項」がない状況を作り出している。

 以前、ある方のご支援をしている際に、「引継事項が大量であるため、入社可能日は8ヶ月先以降ですね」というケースがありました。 結論から言うとこの案件は成立しなかったのですが、こういった状況のビジネスパーソンの場合には下記の点の、リスクや問題点があるのではと感じています。(業界・業種により適切な引継時間は千差万別かとは思います)

1、業務量が個人のキャパを超えている。

 すぐに適正な業務量に調整してもらう必要があるかと感じています。

2、業務をこなす、自身の力量が不足している。

 全体像の把握の弱さ、業務遂行能力の弱さ、やり残し無し、といった業務の取り組みの甘さがあるのではないかと思います。 ペンディング事項が多い、という方は、日々の決断が弱いかもしれません。

3、業務が属人的になっている。 

 組織のパフォーマンスを最大化させるための障害になっているといえます。

4、引き継ぐ人がいない。

 企業の継続性に疑義あり。 マネジメントにかけあってBCM(Business Continuity Management)の観点からもバックアッププランを用意してもらうべき。 引き継ぐ人がいないから、自身がステップアップできない、というのは非常に不幸な話しだと考えています。

 日々の業務に取り組む姿勢において、「3ヶ月以内に現職の退職が可能」という精神状態、業務の状態を作り出しておくと、以外?にも現職のパフォーマンスが上がったりします。 実際に退職準備をする際に「あれも、これもやっておけば良かった」ということのないよう、日々、熱く業務に取り組んでおく必要があるかと考えています。 

 参考になりましたら幸いです。 

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2008年8月20日 (水)

求む! 20年~30年前のSONYやHONDAのような企業! ヘッドハンター思う

 結論から述べますと、「20年~30年前のSONYやHONDAのような企業の経営者や経営幹部層の方、採用をご支援したく是非、弊社までご一報くださいませ!!」です。

 かなり営業チックなコメントとなりましたが、弊社並びに私の業績を上げたい、という想いだけでなく、少々、大きな風呂敷で日本の競争力向上にいくらかでも資したい、という気持ちが大きな動機です。

 ヘッドハンターとしての活動の中でミドルクラスの方々が海外MBAを取得し帰国して日本であらたに職を探すご支援をする機会があります。 その多くのケースが外資系企業への就職という形になります。 ざっくりとした私の計算では外資:日系の比率は95:5ぐらいでしょうか。(もしかしたら100対0かもしれません、、、。) 外資系企業の提示するポジション・年収と同程度のオファーを提示できる日系企業がまだまだ少ない、ということもあるのですが、このあたりは日系企業にももう少々がんばってもらいたいと感じています。 

 MBA帰りの方でも気骨ある方で、「年収はあまり重視しないので、是非、20年~30年前のSONYやHONDAのような、世界に打って出ようとしている、勢いのある企業を是非、紹介して欲しい」というリクエストを受けることがあります。 ここで、ヘッドハンターとして悩ましいのが、既に一流企業になっていて高給を出せる企業はよく知っているのですが、これから伸びようとしている企業のウォッチは少々、目が回りきっていない、というのが正直なところなのです。(当然、全くゼロではないのですが、圧倒的に数は不足していると自分なりに認識しています。) 今後、こういった将来のブルーチップになる可能性の高い日系企業の探索に少々、力を入れていきたいと考えています。 そこでこのブログをチェックされている方で、「そんな企業、知っているよ」という情報がございましたら是非、いただきたいと考えています。 ご協力いただけましたら幸いでございます。 

 先程のMBA帰りの方と、「最近、世界に打って出ようとしている元気のある日系企業は少ないよね。 日本の高度経済成長期には、こういった世界に打って出る企業がたくさんあった。なんだか最近はさびしいよね」というお話しにもなりました。 個人的にも世界に打ってでる勢いのある企業群がないと日本経済の持続的な成長も危ういと思います。 

 「20年~30年前のSONYやHONDAのような企業」、ご存知でしたら是非、ご連絡くださませ。 よろしくお願い申し上げます。

P.S.

 仕事ではからんでいないのですが、私の友人ががんばっている企業を紹介させてください。

「リトルアーティスト」というビジネスで、

http://www.littleartist.jpお子様が描いた絵にアートコラボレーターがコラボレーションすることにより新しいアートを創造するというサービスです。

三浦りさ子さんのブログにも掲載されています。
ブログ記事:
http://ameblo.jp/miura-risako/entry-10118337260.html

 かなりスタートアップの段階の企業なのですが、既に大手企業とのコラボも進んでいるようです。 こちらで星野さんという方ががんばっていますので、ご興味あれば企業の方、個人の方問わずコンタクトされてみてくださいませ。 

□お問い合わせ先 

https://www.restaurantexpress.co.jp/toi/form_afa.html

よろしくお願い申し上げます。

 

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2008年8月18日 (月)

「キャリアの選択」と「走る道路の選択」について ヘッドハンター思う

 夏休みシーズンということもあり、いつもより長めの車のドライブをされた方もいるのではないでしょうか? ちなみに私はこの1週間の間に2000キロオーバーのドライブをいたしました。

 ドライブをしながら、道路・車線の選択はキャリアの選択に非常に似ているのではと感じました。 そのポイントは下記の通りです。

1、2~3車線の高速道路の右車線ばかりが、「常に最も速く走れる」車線ではない、ということ。 何らかの事情により、車の流れが詰まってしまうことがあります。 先の先を見た状況の把握と時には「車線を替える」意思決定も重要かと感じました。 キャリアの選択も同じことで、時代の変化のスピードに応じて企業のバリューも常に変化しています。「ここしかない!」という妄信的な思い込みは少々、効率的ではないケースが増えてきていると感じています。 

2、「2~3車線の高速道路を走る」のと、「1車線の一般道路を走る」場合ですが、当然、速く走るためには一般道より高速道路を走る方が速いでしょう。 さらに2~3車線の高速道路であれば車線変更ができる自由があるので、より「効率のよい」走りができたりします。 逆に、一般道路であれば、どれほど高性能の車に乗っていても速く走るには限界がありますし、車線変更(追い越し)には相当のリスクがつきまとってしまいます。

キャリアに置き換えてみますと、今、自分が走っている道路(勤務先)はどのような道路(勤務先)なのか、ということをよく考えてみる必要がある、ということです。 あなたの勤務先は車線も多くスイスイ走れる高速道路のようでしょうか? いちおう高速道路ですが工事が多くて渋滞が多発している道路でしょうか? 高速道路といいながら入ってみると1車線しかないような道路でしょうか? 一般道路のように自身の能力がいかに高くても前を走っている一番遅い車のスピードに合わせて走らなければならないような道路でしょうか? 舗装はされていますか? でこぼこ道でしょうか?  自分が走っている道路(勤務先)がどのような状態なのか、今一度、考えてみることをお勧めします。

 道路を走ることは、人生をどう走るかにも似ていると感じています。 一度しかない人生(道路)なので、やはり、うまく気持ちよく走り抜けたいものです。 

ご参考になりましたら幸いです。

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2008年8月 9日 (土)

強いオオカミが率いる羊の集団か、強く賢い羊たちの集団のどちらが勝つか、ヘッドハンター思う

 「強いオオカミが率いる羊の集団と強く賢い羊たちの集団のどちらが勝つか」ですが、結論から言えば、「強いオオカミが率いる羊の集団」の方が勝ちやすい世の中になってきたと考えています。

 みんなの力と英知を結集して総合力で勝つ、というのは「美しい」ストーリーに見えますが、最近の企業の栄枯盛衰をみていると、つぐづく強力なリーダーシップがないと企業の存続すら難しくなってきたと感じています。 これだけ変化が激しい世の中ですと、集団指導体制では意思決定のスピードが追いつかなくなってきていると感じています。

 あなたの勤務先の状況はいかがでしょうか?

強いリーダーでしょうか?

それとも、

賢い羊たちの集団指導体制でしょうか?

 こういった視点で自分が乗っている船(勤務先)の状況を今一度見直してみてもよいかもしれません。 ご参考になれば幸いです。

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2008年8月 5日 (火)

社長が替わったら、その下は全部とっかえ、についてヘッドハンター思う

 特に最近は、社長をはじめエグゼクティブ・クラスの人材の流動性は非常に高くなってきています。 この流れは加速することはあっても、停滞の方向に逆戻りすることもないだろうと予測しています。 (追記すればミドル・クラス以下もそうです)

 今回のテーマである、「社長が替わったら、その下は全部とっかえ」ですが、その手法の是非やクレバーさなどはともかく、現実的な問題としてビジネスパーソンとして「非常に起こりうる現実的な事態」という認識を持っておいたほうが良いと考えています。 百戦錬磨のビジネスパーソンなら、「そんなの当たり前だよ」と既に分かってらっしゃると思いますが、今回はそのレベルにいたる前の方々に声を大にして伝えたいと思います。

 新しく就任する社長の立場としては、極めて短期な場合で1年、通常でも2~3年で成果を出さなければならず、意に沿わない事業部長クラスとのんびり「お互いを知り合いましょう」のレベルからスタートする時間的余裕はありません。 どうしても、これまで一緒にやってきた、「あ、うん」の呼吸でビジネスをまわせる右腕クラスを呼びたくなるものです。 また、単純にこれまでのオペレーションではうまくいってなかったわけなので、人材の入れ替え、というのは通常の経営判断となります。

 ビジネスパーソンとしては、自身が望む、望まないとに関わらず、経営陣の交代、というのは、「想定の範囲内」として日々の業務に励んでおく必要があります。 具体的に言えば、常に客観的指標をもって自己のビジネス・パフォーマンスを測っておき、自身の評価者が誰になっても自身のビジネスバリューを明確に説明できる準備が必要です。 また、仮にも「経営陣」と呼ばれるポジションにいたなら、社長が替われば「経営陣」も総退陣するぐらいの意気込みが重要です。 その意気込みがないのであれば、その場で働く意味はないでしょう。 また、仮に新しく職を探す立場になった場合に、キャリア・マーケットにおいて価値ある存在でいられる日々の努力が重要です。

 これは外資だけの問題ではなく、コテコテ日系企業でも実際に起こっています。(人材の流動性が低く、自身のキャリア・バリューが高めづらい日系企業の場合の方が負のインパクトが強烈だったりします)

 自身が常にバリューを出せているか、今一度チェックされることをお勧めします。

  

 

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