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2007年9月

2007年9月30日 (日)

サブプライムローン問題について思うこと

 サブプライムローン問題が金融市場を大きく揺らしている。 本件を詳細に語ればこれまた論文が書けるボリュームになると思うが、ヘッドハンターの視点から単純に切ってみたい。

 かなりざっくりと言えば、そもそも「債権の証券化」という手法が無責任なやり方といえるでしょう。 簡単に言えば、あなたがあなたの友人Aにお金を貸したことの管理をおろそかにする人はいないと思います。 しかし、その友人Aが、友人B,C、D、、、、に貸した先の管理まで徹底することはかなり難しいと言わざるを得ないでしょう。 信用力が低い人たち、となれば、そのリスクは増大することは自明といえます。 結局、お金を管理する、という金融ビジネスの根幹の部分を無責任にアウトソースしてしまったことが問題の本質の一部かと考えています。 

 ポイントは、「責任があいまいなビジネスモデルは破綻しやすい」ということです。 ここからが提言になるのですが、なにもこのサブライムローン問題の失敗の本質は金融市場に限った話でなく、さまざまな産業界に多くの同質の問題が散見されるということです。 具体例を出してしまうと、少々、私のビジネスに差しさわりがあってしまうので敢えて避けますが、その企業の競争力の源泉と思われている部分が、疎かになっている企業というのは少なくありません。 なかには右から左へ「外注」しているだけの、「元請専門」みたいな企業もあります。 そういった企業は過去に築き上げた輝かしい信用・ブランド・実績によって数年は生きられますが、近い将来、企業の存続すら難しい自体になるのは自明かと考えています。

 あなたの勤務先、あなたの仕事は、「責任が明確な事業モデル」、でしょうか?今一度、熟考されることをお勧めします。 

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2007年9月27日 (木)

仕事のできる人の特徴、他者をモチベイトする能力について

 さまざまなビジネスマンと接する中で、「仕事ができる人」の要素のひとつに「他人をモチベイトする能力」があると感じています。 偉くなればなるほど、自身が手足を動かすより、他人を動かす比重が増えてくるので、ある意味、当然といえば当然なのですが、それが実践できている人、というのは意外に少ないのではないかと感じています。

 「他人をモチベイトする能力」のテクニックについては、関連書籍があふれているのでこちらを参照していただくとして、私からはビジネスの現場で簡易にセルフチェックできる考え方をここでは述べてみたいと思います。 着眼点は3点で、

①自身の部下をモチベイトできているか、

②自身の上司をモチベイトできているか、

③取引先などの外部関係者をモチベイトできているか、

かと考えています。

 「なにを今さら~」と思われている方もいるかと思いますが、この3点の着眼ポイントがしっかりできている方というのは極少数派ではないかと思います。 社内でできていても社外にはできていなかったり、その逆だったり、、、、と実際にはこんなところかと思います。

 私も実際のスカウトの現場で「仕事のできる人」と会いますが、やはり、「すごい人」というのは、ヘッドハンターを使うのもうまいものです。 いわば、ヘッドハンターをモチベイトさせて、よりよいポジション情報の収集やタフな条件交渉を任せているわけです。  どんどん、周囲を見方につけ、自分の持っていない能力をフルに「引き出す」テクニック・能力には感服するものがあります。 その根幹にある能力は、「他者をモチベイトさせる」という能力が大きな比重が占めていると考えています。

 ビジネスも会社組織も人が集まって、はじめて成り立つ活動です。 人間1人ができる能力というのはたかが知れています。 そうであればこそ、自分にない能力・知識・経験・ノウハウをもつ他者の能力をフル活用できるのと、そうでないのとでは大きなパフォーマンスの差がでるのは自明と言えるでしょう。 強いプレッシャーを与えて「従わせること」は誰でも可能ですが、「他人をモチベイト」させてよりよい成果を得る、というのは自身の持続的な成長に必須といえると考えています。 悪い例を言えば、転職をするたびに人脈がなくなっていく、という人は「他人をモチベイト」する能力が欠けている可能性が非常に高いです。 逆に転職をするたびに人脈が広がり影響力を強めている人、というのは「他人をモチベイト」する能力が高い傾向にあると考えています。

 あなたは日々のビジネスの中で、「他人をモチベイト」できているでしょうか? 今一度、チェックされてみることをお勧めします。

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2007年9月18日 (火)

「自分さがし」について

 最近、「自分探し」がはやっているようです。 「本当の自分は何をしたいんだろうか」と、自身の心の声を聞いて、その声に忠実に動いてみたい、と考えている方々が増えているような印象を受けています。 

 深く「本当の自分」を知る、という思索については、これは人生を生きていくうえで必須のことではあるでしょう。 これ自体は強く勧めたいと思っています。 しかし、ビジネスというフィールドで生きているビジネスマンにとっては、「今、自身の周りの現実」に真っ向から取り組む気概の方がより重要かと考えています。 「これは自分のやりたいことではないから~」と逃げるのではなく、「Just do it」とやりきる実行力が自身のポテンシャルを上げる上で非常に重要なウェートを占めていると考えています。

 当然、「自分が何がしたいか」と考えることは重要ですが、「自分に何ができるか」、「自分という存在をどこに投入すれば、最大のパフォーマンスがあがるだろうか」という「自分をどのように活かすか」といった視点を持ってみると人生拓けるものではないかと考えています。 実際、ビジネスで成功されてらっしゃる方というのは、「本当の自分」も十分に認識しながら、「自分をどこに投資すれば最大のリターンがあがるか」といった自分からの視点と同時に、自身と外部環境との適合性も強く意識されてらっしゃる方が多いです。

 今回のテーマはビジネスに当てはまることは当然として、プライベートの生き方にも相通じるものがあるかとも考えています。 

 闇雲に「自分探し」をしても、案外出てくる方向性というのは具体性が薄かったり実現可能性が低かったりするのではないかと感じています。 現実の環境の中で「自身をどう活かすか」という視点をもって考えてみると、案外、よい解決策・方向性が出るのではないかと考えています。 最も危険なのは、「自分探し」にどっぷりはまってしまい社会と適合するのが難しい状況になってしまうケースです。 「自分探し」はある程度、ほどほどがよいかと思います。 

 ご参考になりましたら幸いです。

 

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2007年9月11日 (火)

台風が来た時どう行動するか、この「行動」ひとつで「信用力」は大きく変化します。

 先週末は久しぶりに首都圏に大型台風がやってきました。 多くの方々に大小それぞれの影響を与えた台風でしたが、この「台風来襲」によって、ビジネスマンとしての「信用力・信頼感」についても大きくその評価が変化した(知らずのうちに変化してしまった)方も多いのではないかと感じています。

 結論から話すと、台風が来る時こそ、ビジネスマンとしての信頼感をアップさせるチャンスと言えるのです。 もっと具体的に話しますと、台風が来る時こそ、あらゆる不測の事態に備え、しっかりと朝定時通勤する、という基本的な行動がビジネスマンとしての信頼感に大きな影響を与えるのです。

 やはり一流のビジネスマンは、不測の事態に備えた行動パターンをとっています。 偶然ですが台風来襲の午前中に何人かの「仕事のできるビジネスマン」に連絡をとってみましたが、確実にオフィスにおられました。 私が「今朝方は台風で大変でしたね」とふってみると、「そうですね。本日は余裕もってオフィス近くの喫茶店でコーヒーをゆっくりいただいて来ましたよ。」とおっしゃっていました。 台風が来ることが分かっているというのにいつも通りに駅に向かって電車が不通、何時間も待たされて会社にズブ濡れで昼ごろ出勤、という人との質的な差は圧倒的といえるでしょう。 さらに言えばこの感覚の差が分からなければ、一生、ビジネスの世界で成功することは無理ではないかと思います。 夕方テレビで台風関連ニュースの際に、若い人がインタビューに応えて「朝、駅に行ったら電車止まってて、会社に電話したら今日は来なくていいと言われました」と、少々うれしそうに話しているのをみて愕然としました。 「会社に来なくていい」といわれてしまう自身のバリューの無ささえ分かっていないようです。 

 何があっても遅刻しない、ということは当然重要ですが、どんな天変地異が起こったとしても、「あの人は会社にいる、絶対に基本は崩さない人だ」という、他人から信用力の高さは大きな仕事を任せてもらえる人物的な必須要件といえるでしょう。 例えてみれば自明なことで、あなたの上司・同僚・部下で、台風のような事態が起こったときに、

①あの人はどんなことがあっても必ず定時前には来ている。 

②最大限の努力はするだろう。  

③流れるがままに対応してきっと遅れるだろう。

の3段階の予測がされると思います。 その時に、①のような「信頼感」を得られるのとそうでないのとでは、繰り替えすようですが雲泥の差があります。 仮に③であれば、一生、「使いっぱ」の立場で終わるでしょう。 もし、③のような上司がいる会社なら、そんな人でも出世できてしまっている会社なので、さっさと転職したほうがよいかとさえ私の立場なら考えます。 エクセレント・カンパニーといわれる会社では頭のよい人がいるのは当然として、以外にこういった基本的なマナー・行動様式が定着していたりします。

 台風の際に定時にオフィスにいた場合、多くの社員が「今、電車が止まってて、出社遅れます、、、。」とう電話がガンガンに鳴り響き、その対応で自分の仕事どころではないでしょう。 しかし、あなたがその電話に出て、「○○です。 了解しました。 しかとお伝えしておきます」と対応された人は、「この人はこの状況で出社しているのだな。なにがあっても信用できる人だな」という印象を抱くはずです。 また、周囲にもそういった印象を与えることができ、見る人、分かっている人にはちゃんと分かっています。 「この人なら何があっても大丈夫」という信頼感の醸成は一歩先をいきたいビジネスマンにとっては必須事項といえるでょう。

 あなたは先日の台風の時の行動はどうだったでしょうか? 以外に「人の評価」というものは、こういったところで地道に評価されていたりします。 またこの時に醸成された信頼感は「一生もの」です。 海外MBAをとるよりよほど効果があったりします。 今一度、振り返ってみることをお勧めします。

 

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2007年9月 5日 (水)

なぜ「秘書」の給与は高止まりしやすいのか?

 今回のテーマは「なぜ、秘書の給与は高止まりしやすいか」である。 私の知る限りでの女性の秘書職の最高給与は約1300万円です。 その方は複数の秘書を取りまとめつつ管理職の立場であり、最高のパフォーマンスを発揮してらっしゃったのでその対価としてこの年収を獲得されてらっしゃいます。

 多くの秘書の方がこの給与レンジ、もしくはこれに近いレンジかというとそうでもないと思います。 しかしながら、極少数ではありますが、勤務先の給与水準と比較しても明らかに「突出」した給与を獲得されてらっしゃる方は現実に存在しています。 私はここで、「全社の給与テーブルの規定と運用について」とか「うらやましい!」といった話しをするつもりはなく、ここでは、「なぜ、そのようなことが実現できているのか?」といった成功のポイントについて述べてみたいと思います。 一般のビジネスマンにとっても、学ぶべくポイントは多いと考えています。

①上司のニーズを的確につかみ、かつ期待にこたえる。

 当たり前のことかも知れませんが、知らず知らずのうちに「独りよがり」の仕事の仕方をされてらっしゃる方というのも意外に多いものです。 誰が上司であり、何を期待され、それにどう応えるか、真剣に取り組んでいれば上司からの評価は自然と高くなります。 また、上司のニーズの「先読み」も非常に重要です。 優秀なビジネスマンは自身の「先読み」は当然として、「上司の期待の先読み」の能力にも長けています。 実践できていれば年収交渉もスムーズに進むようになるでしょう。 

②上司からみて、「オンリーワン」の存在になる。

 自身の存在が「替えのきかないビジネスマン」になるまで、自身の価値・パフォーマンスを十分に発揮し、かつ、伝えることが重要です。 「代わりのきく人材」に高い対価は支払えません。

③密接なコミュニケーションをとる。

 「小判ザメ」ではダメですが、質・量ともに充実したコミュニケーションをとることは非常に重要です。 ビジネスの世界は自分の評価は自分で評価するものではなく、「他人が評価」しているのです。 密接なコミュニケーションは自身の存在を十分に認識させるために極めて重要です。

④ヒューマンな信頼関係を強固に築く。

 前述の①、②、③を実践していく上で結果として、強い信頼関係が構築できます。 ここまでくれば、比較的容易に自身の「リクエスト」を通していくことができるようになるでしょう。

いかがでしたでしょうか? 今一度、自身の「働き方」について考えてみることをお勧めします。

 

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