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2007年5月

2007年5月28日 (月)

ビジネスシーンでは「阪神球団ネタ」は使わない方がベターです。

 ビジネスシーンは、交渉の連続と言っていいでしょう。 この「交渉」の合間に入れるのが会話になるであろうし、ビジネス特性に応じて、「交渉」と「会話」が交互に繰り広げられたり、Mixされていたり、比重にばらつきがあるのでしょう。 例えば、法律事務所同士であれば「交渉」の比重が高いでしょうし、広告代理店の場合では会話の中から焦点を絞っていくのでしょう。

 今回のテーマでは『「阪神球団ネタ」を使わない方がベター』です。 何も私が阪神球団嫌いというわけではありません。 その真意は、話す相手の関心度合い、お互いが共有している知識の質、量などを思いばかりながら、会話、交渉をするべし、というのが最大のメッセージです。 やはり、「仕事ができる人」というのは、相手に意識させないうちに話しているテーマの相手方の知識量を「さりげなく」観察しており、そのレベルにより、専門用語の使用のレベルの上げ下げをしたり、注釈を付け加えたりしています。 逆に「仕事のできない人」というのは、自分のペースで「一方的に」に話すため、知らず知らずのうちに相互のコミュニケーション・レベルの質、相互理解の質は上がりません。 特に営業の新規開拓のような局面ではまったく成果は出ないでしょう。 ビジネスの現場で何かの例え話をする際に、仮に野球にまったく興味のない方に対して、「それは阪神球団に例えますと、こういうことですよね」とやってしまうと、「この人は本当に、ビジネス・コミュニケーションとれない人だな、、、、。」となってしまうのです。 話のイントロからこの話になるタイプは本当に最悪なケースだと思います。 特に一般的に「好き・嫌い」が分かれるような話もリスクが高すぎるといえるでしょう。

 あなたは、相手の知識のレベル感に応じたビジネス・コミュニケーションがとれているでしょうか? 繰り返しになりますが、「仕事のできる人」というのは、本当にさりげなくチェックしながら交渉・会話をしています。 また、そのレベル感のチェックをしながらも、相手にそう感じさせないように万全の気配りをしながら実施しています。 今一度、自問されてみることをお勧めいたします。 

 

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2007年5月20日 (日)

「できるビジネスマン」から聞いて参考にしたいと思ったことについて

 先日、「できるビジネスマン」の方のインタビューをして、是非、自身も参考にしたいと思ったことをお伝えします。

 その「できるビジネスマン」の方の概略ですが外資系企業勤務、50代、年収1億円オーバーという方です。 この大まかな情報だけで、私もどんな方なのだろうかと非常に興味をもってヒアリングを進めさせていただきました。 おおよそビジネス的なヒアリング事項が完了した時点で、私は下記の質問をしてみました。 「あなたがここまでビジネスで成功している主な要因はなんでしょうか?」と。 いったいどんなコメントが返ってくるかワクワクしていましたが、そのコメントは以外なものでした。その答えは、「親孝行する、ということかな」。

 私はいくつかのビジネス・ハウツー的なコメントが返ってくるものと予想していたのですが、大きく予想が外れたと同時に、「なるほど」と感じました。 外資系企業勤務、年収1億オーバーという方のイメージとしては、若干、「クール」な印象を抱きがちですが、やはり大きなパフォーマンスを発揮されてらっしゃる方は「ヒューマン」なスキルというかポテンシャルも非常に高いものがある、と痛感した次第です。 

 その方も、「親孝行」をする物理的・精神的な余裕もないほどに激務な期間も長くあったとのことです。しかし、この「親孝行」をしようとする積極的な気持ち、実際のアクションをすることによって、精神的な余裕を持て、公私共にバランスのとれた状態を保つことができたのではないか、と分析されておられました。

 たかが親孝行、されど親孝行。

思いをめぐらせるところからはじめ、小さいながらもアクションをとってみようと思いました。 皆様にもお勧め申し上げます。

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2007年5月14日 (月)

自分の価値を常に把握するべし

 今回のテーマは「自分の価値を常に把握するべし」です。私がさまざまなビジネスマンの方と接していて、「自分の価値をしっかりと把握している方」は以外に少ないと感じています。逆に、「成功している」ビジネスマンの方は驚くほどしっかりと把握しています。

 「自分の価値」というと若干、抽象的すぎますが分かりやすく言えば、キャリア・マーケットからみた場合の自身の市場価値となります。追加すれば強み・弱みも把握しておく必要があるといえるでしょう。

 往々にして残念だと感じているケースは下記のような事例になります。

①自身の勤務先の価値を、自分の価値と錯覚してしまっている。

 勤務先の価値と自分の価値がまったく同じと考えるのは、もはや時代遅れといえます。 特に、顧客から離れたところにいるバックオフィス系の方はこの「錯覚」にはまりやすいため注意が必要です。 勤務先の価値よりも自身の価値を常に上回っている状況を作っておくことが重要です。 往々にして、「個人が会社にぶら下がっている」状況の方が多いといえます。30年前ならこの「戦略」もアリでしたが、もはやこの戦略は非常に危険と考えています。

②「自分の強み」を分かっていない。もしくは第三者に語れない。

 日本人はまだまだ「謙遜」の文化が残っているのか、自身の強みを明確に語れる方は少ない印象を受けています。 「私のビジネス上の強みは下記の3点と考えています。それぞれについて説明しますと~~」とサラっと語れるようにしておくことは、転職をする・しないに関わらず常に意識しておく必要があると考えています。 また、往々にしてあるのが「ビジネス上の強み・弱み」が「性格上の強み・弱み」と混同されているケースです。 ビジネス上の強みについて聞かれている時に、性格上の強みを答えてしまってはナンセンスです。 面談者が外国人の場合は即アウトになります。 また、この失敗は年齢が高くなればなるほど犯しやすい傾向がありますので特に注意が必要です。 「自分はゼネラリスト志向です」と語っても、もはやなんのインパクトがない時代になっています。 なぜ、今、そのポジションにいて評価されているのか、そういったところを丹念に振り返ってみることによって自身の「強み」があぶりだされてきたりします。

③自分がビジネスマンとして何者であるか、初対面の方に20秒程度で語れるか。

 現職にどっぷり浸かっていると、「今、自分が何をしているのか」が見えなくなっていまいがちです。 古き良き?時代では、久しぶりの同窓会で、「何をやっているの?」と聞かれた時には勤務先企業名を答えていれば良かったのですが、今やそんな時代ではありません。 自分が何をしているのか常に把握し、かつ、初対面の方にも的確に伝えられる準備をしておく必要があります。 常に、自分がどのような状況であるかをチェックしておくことは、より現職の職務に打ち込むためにも必須ですし、次のステップを踏む上でも重要です。 また、相手の知識レベルにより使う用語も都度修正する必要があります。このあたりでも「ビジネス・コミュニケーション能力」が表れたりします。

 

 今一度、自身のビジネス市場における「価値」について熟考されることをお勧めします。

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2007年5月 5日 (土)

格差社会について

 昨今、「格差社会」についての議論が活発になってきています。 かねてからこの「格差社会」についてはコメントしようと考えていましたが、非常に議論の分かれるテーマのためコメントを避けてきました。 しかし、ここで触れておかないと「格差是正」の動きが個人や社会の活性化に逆効果になるのではと危惧しており若干のコメントを述べたいと思います。

 まず、結論から言えば、さらに誤解を恐れずに言えば、既に個人が好むと好まざるに関わらず、今後、「格差」は広がることはあっても、縮小することはない、と予測しています。 強い者が勝ち、弱い者が負けるという非常にシンプルな市場原理が働きやすい環境になってきています。 また、主戦場も日本国内だけを考えればいい時代は終わっており、グローバルに考え行動しなければならない時代になってきています。 一個人のライバルももはや日本人ではなく、海外のビジネスマンを相手にしなければならない時代なのです。 このあたりは、「フラット化する世界/トーマス・フリードマン(著)」に詳しく説明されています。

 このブログを見ていただいている方は、そもそもそういった感覚が鋭敏な方が多いと予測しています。 より自由主義的な経済活動を促進させるための障害を取り除くための施策は大歓迎すべきです。 しかしながら、最近の「格差是正」の動きをみていると、努力が足りない、努力しようとする意思の弱い者に「おんぶに抱っこ」のプランを税金を使って実施している、実施しようとしていることが多いのが非常に気になっています。 

 「結果としての平等より機会の平等」を強く念頭に置くべきで、努力する者が報われる施策に重点を置くべきで、努力しない者を助けようとする施策は百害あって一理なし、といえると考えています。 水を飲みたくないロバに水を飲ませるほど大変なことはないのです。

 この「格差社会」を前向きに捉えている層と、そうでない層に分けた場合、どのあたりのマインドが違うのでしょうか? 私は、「当事者意識を持って人生を切り開いているか、いないか」が大きな影響を与えていると考えています。 当事者意識をもって人生を切り開いている方にとっては、世の中がどうなっているかよりも自分が何をしたいのか、そのためには世の中をどう自分が変えていったらいいのか、と考えています。当然、その結果に対するリターンも真剣に考えています。 逆に人生において「当事者意識」のない方は、すべての結果の原因を自分以外に求めていたりします。車の運転に例えれば、車に乗って何キロかで走行しているものの自分でハンドルを握っていない状況といえるでしょう。 人生、直進だけの道路はな、くいずれカーブに差しかかった際にはハンドルを握っていないドライバーの結果は自明でしょう。 

 私がヘッドハンターとして会うビジネスマンの方で、「格差社会反対!」といっている方は、ゼロです。 むしろ、大歓迎の方がほとんどで、この環境を積極的に楽しんでいます。

 繰り返しになりますが、「格差社会は拡大することはあっても縮小することはない」と考えています。 この社会をどうやって「サバイバル」していくかが重要です。 自身の人生のハンドルをがっちりと握り、人生を切り開いていきたいものです。

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