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2006年11月

2006年11月27日 (月)

仕事の出来る人(出世する人)の特徴 「大きく物事を捉え方針を出す」

 数多くの方とインタビューを実施して感じるのは、「仕事のできる人」の傾向として大きく物事を捉え結論が早い、ということがあります。 ここでいう「仕事のできる人」の定義は、「出世する人」の方を指し、一芸に秀でるようなスペシャリスト職の方ではないものとします。

 「出世する人」は基本的に組織の大小を問わずリーダーとしての役割を担う経験を積まれてきている方が多い。 リーダーであれば事の大小に関係なく、「YesかNoか」、「やるべきか、やらざるべきか」、「Aでいくか、Bでいくか」、「昇進させるか、見送るか」、「解雇するか、しないか」といった意思決定を絶えずしなければならない。 その意思決定をするための情報が十分にあれば問題ないわけであるが、基本的には情報が不足し、また持っている情報の正確度も確信が持てず、熟考する時間もない状況であることが多い。 こういった状況で意思決定ができる訓練を積んだ人、また、意思決定ができる人が、組織のリーダーとして出世していく傾向があるように感じています。

 我々がヘッドハンターとして候補者のタイプを見分ける場合には、数々の質問をアトランダムに実施して、問題を解決するための意思決定の思考方法が、「大枠を把握して意思決定するタイプ」か「小さなことから細かく解決してからでないと意思決定下せないタイプ」かを見極めるようしています。 人間社会は多様性があってこそ成り立つ社会なので、どちらがよいといえるものではありませんが、こと、組織のリーダーになるのに適性があるタイプは「大枠を把握して意思決定するタイプ」の方といえるでしょう。 逆に、「小さなことから細かく解決してからでないと意思決定下せないタイプ」がリーダーになった場合は、毎日が不安で不安でたまらず、気がおかしくなってしまうでしょう。 また、部下から信用を獲得することも難しいでしょう。 成功しているベンチャー経営者はほぼ、「大枠を把握して意思決定するタイプ」です。

 あなたは、「大枠を把握して意思決定するタイプ」か「小さなことから細かく解決してからでないと意思決定下せないタイプ」のどちらであろうか。 意思決定の思考方法によって自分に最もFitするポジション、働き方を考えてみるのも一考でしょう。 経験的に、「小さなことから細かく解決してからでないと意思決定下せないタイプ」の方がリーダーになりたいという意思があるものの、職場の評価からなかなか登用してもらえなかったり、実際にリーダーになったもののうまくビジネスをまわせない方が多いような印象を受けています。 

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2006年11月19日 (日)

自分を磨きやすいビジネス環境について

 私は仕事柄、さまざまな業種、業界、階層の方々のお話を聞く機会があります。 そこで感じたことの一つに、ビジネスマンとしての成熟度に大きな影響を与えている要素の一つに、「どのようなタイプの方々とビジネス・コミュニケーションをとってきたのか」があるのでは、と考えています。

 もう少し噛み砕けば、どれくらい自身よりレベルの高い、もしくは低い方とビジネスをしてきたのかということです。 経験的に出世されてらっしゃる方は、常に自分より高いレベルの方のクライアントや、もしくは社内業務に携わっている経験が多いように感じます。 よく最年少○○としてがんばった、という話を聞きますが、就任当時はたとえ力量が劣っていたとしても本人の懸命の努力によりすぐにキャッチアップして、「真の実力」になるのでしょう。 修羅場経験は自分を大きく成長させる、という実例ともいえるでしょう。

 逆に、自身のレベルよりも低い方々をカウンターパートとしてビジネスを進めてきた方は、謙虚さが足りなかったり、ビジネスマンとしての成長が止まってらっしゃるような方が多いような印象を受けます。このことはビジネスの日常のレベルで「学び」の出来事が発生しにくかったりするのが原因なのではと考えます。

 あなたのビジネス環境はいかがであろうか? 常に学び、修練の場と感じることができる職場であろうか、もしくは、自分がお山の大将のように振舞える職場であろうか。 「学び」がない環境ににいると自覚症状がないまま自身の成長が止まっていることがあります。 今一度、チェックされることをお勧めします。 もし「お山の大将」であったなら直ちに環境を変える策をとられることを強くお勧めします。

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2006年11月11日 (土)

女性の働く環境について

 ヘッドハンティング業界が扱う候補者の男女比はどれくらいであろうか。 弊社の場合でいうとざっくりと男性:女性=9:1といったところであろうか。しかしながらその女性の比率は徐々に上昇してきているといった印象です。 今後数年でほぼ半々という比率にまで上昇するのではないかと予測しています。

 少子高齢化が進み労働力確保の観点からも企業側の女性社員の活用のニーズは高まっているといえます。 また、ダイバーシティーの観点から戦略的に取り組んでいる企業も増えてきています。

 我々はヘッドハンティング業をしている立場から言えば、「女性が働きやすい環境づくり」に熱心に取り組んでいる企業からのスカウトは非常に難しい、といった経験則があります。 特に子供がおられる女性のスカウトはほぼ不可能に近いレベルです。 このことは、企業サイドからみた場合、優秀な女性社員のリテンションを高めるには「女性が働きやすい環境づくり」に注力する必要があることを示しているといえるでしょう。

 また、逆に「女性が働きやすい環境づくり」に全く取り組んでいない企業に勤務している女性を、熱心に取り組んでいる企業にスカウトし成功する確率は高いという経験則があります。 「女性が働きやすい環境づくり」に取り組むことが自社の採用力、ひいては企業の競争力に大きな影響を与えている証左といえるでしょう。

 人事企画業務ご担当の方であれば、今一度、自社の状況をチェックされてみてはいかがでしょうか? また、キャリア・ウーマンの方ではあれば現在の勤務先の状況はどうでしょうか? 今一度チェックされてみることをお勧めします。

 関連した話ですが、最近、インタビューした非常に優秀な女性から下記のお話を聞きました。彼女の勤務先は結構な規模の一部上場企業なのですが、同期入社の男性が結婚をすると昇給・昇格するそうです。 その女性は未婚のため、昇給昇格は今のところなし。同期でありながら、仕事上の成果とは全く関係のないところで昇給・昇格に差がついているのです。 上場企業でありながら、こんな人事制度の運用が未だにされていることと、この会社のメンタリティーに非常に驚きました。 人事制度だけにとどまらず、この会社はさまざまなレベルで外部環境の変化についていけない会社といえるでしょう。

 私が彼女に対してどのようなアドバイスをして、人材の引き抜き先企業として認識したかどうかはご想像にお任せいたします。

 

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2006年11月 5日 (日)

過労死についての私見

 今回は「過労死」について考えてみたい。 結論からいえば、私は、情熱的な精神状態でビジネスに取り組める環境で働いていたら過労死はしないのではないか、と考えています。 私の知る限り、非常に物理的にも精神的にも極限の状態でビジネスに打ち込んでいる方は、疲れているどころか、逆に元気溌剌に仕事をしている方が多いように思います。

 逆に元気のない方、不健康そうな方は、「不満足な環境」で我慢しながら、仕事をしているケースが多いように感じます。 自身の努力により環境を変えることができれば幸せですが、往々にして、難しいケースが多いようです。

 自身のベクトルと会社のベクトルが合っていれば、驚くほど高いパフォーマンスが発揮されるでしょう。 逆にベクトルが合ってない場合は、全ての仕事が「やらされ仕事」になってしまい、高いパフォーマンスも期待できず、「疲労感」を感じてしまうでしょう。

 自身の努力は当然として、今の職場環境は、100%情熱を持って取り組める環境でしょうか? もしそうでなかった場合、自身の努力によりその環境は改善できそうでしょうか? いずれもNOの場合は、職場を変えることを私はお勧めしたいと思います。

 あなたは、情熱的精神状態でビジネスに打ち込めているだろうか? 今一度、自問されることをお勧めします。

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