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2006年6月

2006年6月25日 (日)

「キャリア」に対する感覚について 今後の予測

 「キャリア」という言葉は、もう一般のビジネスマンにとっても極めて市民権を得た言葉といえよう。ほんの数年前では、「キャリア」というと、国家公務員1種試験に合格し中央本省庁に採用された人や感染者のことを指していたことを思えば隔世の感があるといえる。 昨今では国家公務員1種合格者も「キャリア」に目覚め、どんどん民間に進出していることからも、人々の「キャリア」意識は相当程度高まってきているといえる。

 この「キャリア」に関する感覚であるが、一般的な欧米人と日本人でどの程度の差があるのであろうか。私の経験から言えば、それは雲泥の差があるといえる。 まず、欧米人であれば、ヘッドハンターと名乗れば基本的にウェルカムな態度ですぐにコミュニケーションがとれる。また、自ら現在の自分のキャリアについて語り、かつ、今後目指したい方向性、目標、ゴールを語っていただけることが多い。レジメ(履歴書・職務経歴書)の受領も非常に容易であり、勝手に送付してくる方もいます。また、海外からの口コミでいきなりメールにレジメが添付され、「日本でのアグレッシブなポジションを探しており~」という方もいます。

 それに引き換えると日本人の場合は、欧米人と比較するとまだまだ保守的といえる。みずから積極的にキャリアについて語ろうとする方は少なく、我々もファーストアプローチや、本音を引き出すまでには相当の努力が必要なケースが多い。また、「あなたは何者で、どこを目指しているのか?」といった単純な質問に答えに窮する方も多い。極論をすれば、欧米人よりも自身のキャリアを常に客観的にウォッチしている方は少ないと感じています。

 欧米人と日本人のキャリアに対する認識の差を具体的にイメージしてみると、欧米人は転職というアクション・意思決定を、「車を買う」、「パソコンを買う」、「大きな旅行・冒険をする」というレベルで認識しているのに対し、日本人は、「結婚する」、「家を買う」ぐらいのレベルで考えている方が多いのではないかと考えています。 どちらがいいかは個人の価値観で判断していただくとして、同じ日本人として欧米人の感覚に見習わなければならないと感じている点は、常に自分のキャリアと中・長期的な目標・ゴールを意識していることです。キャリアにおいても現状認識と目標・ゴールから逆算したギャップをどのようにコントロールしていくのか、また、自分という存在をどのマーケット(会社/業界/ポジション)に投資した場合に最もリターンが大きいのかおそらく無意識のレベルで考え実践しているようです。 

 私の予測としては、日本においてもキャリアに関する認識は欧米型にどんどん近づいていくことはあっても離れていくことはないと考えています。 キャリアにおいても常に選択肢をもっておくことの重要性はますます高まってくると考えています。 ヘッドハンターは、キャリアのマーケットにおいて最新、かつ深い情報に常に触れています。また、客観的なアドバイスも実施することが可能です。 忙しいビジネスマンであればあるほどキャリアに関して常に最新の情報に触れておくことは、ほぼ不可能なことです。欧米のビジネスマンは、この情報収集能力の部分をうまくヘッドハンターに「アウトソース」しているといえます。

 キャリアにおいて「自分は何者で、どこを目指しているのか? また、ゴールと現状の差をどのように埋めるのか?」の問いに何割の日本人が自信をもってイエスと答えることができるだろうか? まずは常に自問されることをお勧めいたします。

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2006年6月17日 (土)

クィック・レスポンスでしょうか?

 私も人材ビジネスに携わっていて気づいた重要なことの一つに、「できるビジネスマン」は役職、年齢、忙しさに関係なく「クィック・レスポンス」である、ということです。

 驚くような超巨大企業のエグゼクティブも、超多忙であることが想像に難くないポジションでご活躍されている方も、「仕事ができる」と他者からも認識されている方々は私が驚くようなクィックレスポンスです。おそらくこのことは、状況判断・意思決定能力が極めて高く、ビジネスは「他者」があって成り立つビジネスであることがしっかりと体に染み付いているからなのだと思います。特に変化の激しい昨今のビジネス・フィールドでサバイブしていくには必須の能力になっているともいえるでしょう。

 この「クィック・レスポンス」ですが、実施するには、二つの要件が必須かと考えています。 まず一つが「クィック・レスポンス」をビジネス・アクションの基本動作として認識し実践すること、2つ目が「クィック・レスポンス」できる、意思決定能力を高めていくこと、かと考えています。

一つ目については心がけひとつで改善が可能ですが、一番、難しく重要なのが2つ目かと考えています。

例えてみれば、メールが着て、返信する「作業」そのものは簡単だが、「どのように」返信するかで悩み、時間がかかり、ひいては意思決定そのものを「先送り」してしまっていることが多いのではないでしょうか?

 この意思決定能力の高め方をこのメールで提示することはできないのですが、有効な方法のひとつにまずは、クリティカル・シンキング、ロジカル・シンキングの書籍、セミナーなどで勉強されてみることをお勧めします。また、ちょっと手間のかかることですが重要ポイントとしては、常に「自分は何者で、どこを目指しているのか?」という問いを常に自問自答し、「答え」をもっておくことかと考えています。やはり、ゴール、目標が明確でなければクリアな意思決定はできません。キャリアに関してはヘッドハンターはよきアドバイザーになれるかと考えています。

クィック・レスポンス、質実ともに充実させて実践されることをお勧めします。

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2006年6月11日 (日)

「待ち合わせ時刻に遅れてしまう!」 この時、あなたはどのように行動しますか?

報告・連絡の重要性については、ここで今さら取り上げるほど珍しいものではないでしょう。 しかしながら、その認識が行動のレベルで実践できている人となるとそう多くはないと感じています。 私はエグゼクティブ層の方を中心にさまざまな方と日々打ち合わせ/インタビューを実施しています。打ち合わせ/インタビューの多くのケースは業務後の遅い時間にホテルのラウンジなどで行っているのですが、候補者の方が定刻に待ち合わせ場所に来れないケースというのは確率の問題で発生しています。エグゼクティブ層になればなるほど、突発的な事項に左右されてしまうのは致し方ないことでしょう。 

ポイントはここでの対応に大きくビジネスマンとしての力量の差がでてしまうことです。 最悪のケースとしては、待ち合わせ時間直前もしくはその時間になって、遅れてしまうことを連絡することです。 (当然、連絡をしない、というのは最悪の最悪ですが、、、)

 行動自体は単純ですが、この行為の背景には下記の要素が背景にあると考えています。

     刻々と変化する自分のビジネスの状況を正確に理解できていない。また、想定できない。

(自分の仕事すら把握ができていない、ということになります)

     約束を守る、という認識が希薄。

 (おそらくビジネスにも悪影響がでているでしょう)

     相手の都合を考えていない。 

 (ビジネスは1人で完結するケースは極めて少なく、他人との協業が必須。他者感覚が希薄ではこれもビジネスはうまくいかないでしょう)

④報告・連絡・相談のビジネスマンの基礎能力の認識が弱いか能力が弱い。

 

 などのビジネスマンとしての基本的なマインド、能力がはっきり表れてきます。当然、「できるビジネスマン」については、約束の時間に遅れそうだと気づいた瞬間に間髪入れず連絡をいれてくるケースがほとんどです。

たかが待ち合わせ、されど待ち合わせ。 今一度、自身の行動を振り返ってみる価値はあるかと思います。 蛇足ですが、「できるビジネスマン」のほとんどはほぼ例外なく時間厳守の行動スタイルです。

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2006年6月 4日 (日)

問題解決型か原因追求型か

人間の思考方法のタイプを2分すると、問題解決型と原因追求型に分かれるという。 問題解決型の特徴は、「どうすれば解決できるのか」という思考方法をとり、原因追求型は「なぜ、そうなのか」という思考方法をとるそうだ。

では、「仕事のできる」ビジネスマンは、どちらのタイプが多いであろうか? 私の経験からいえば圧倒的に「問題解決型」のパターンの方が多い。 当然、研究者のような仕事であれば「問題解決型」でなければ成果は上がらないだろうが、実業の世界で成果を上げる(上げている)方は断然「問題解決型」だ。 当然、どちらか一方に振れすぎてしまってはバランスが悪いので、仕事のできる方はうまくバランスをとられている。 しかしながら繰り返すようだが、その思考マインドは問題解決型によっているケースが多い。

プライベートの問題であっても、問題解決型の方がうまくいくであろう。 専門家によればあまりにも原因追求型の思考方法をとる場合は、精神的にも辛い状況に陥ってしまうそうだ。 

あなたの思考方法のタイプは「問題解決型」がろうか、それとも「原因追求型」であろうか? ご自身で分析して、うまくバランスをとった思考方法によってビジネスの世界で最大のパフォーマンスをあげて欲しいと考えています。

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