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2006年5月27日 (土)

経営者の決断力について

現在、日本経済新聞の「私の履歴書」の信越化学工業社長、金川氏の欄を楽しく読ませていただいています。やはりビジネスマンの話は面白い。 それに引き換え「文化人」の時は、、、と思ってらっしゃる方も多いのではないでしょうか? 
 さて、既に金川氏の「私の履歴書」をお読みになられている方は感じてらしゃると思うのですが、金川氏のビジネスマンとしての「徹底ぶり」はすさまじいですね。 最も徹底しているなと感じたのは、CI(コーポレート・アイデンティティー)がはやっていた時期にIRの費用をゼロにしたり、新卒採用を凍結したりしている点です。また、当時、財務部門が20人いたのを「2人でいいのでは?」との指摘もしたそうです。 議論は分かれそうであるが、サラリーマン社長としてのこの決断力、状況認識力はすさまじいといえる。私としては仕事柄、おそらく信越化学工業社はおそらく理系の採用が多そうだし、いったん新卒採用ゼロにしたら各大学との採用ネットワーク維持には相当な影響が出ただろうに、、、と心配するのだが、とにかくすさまじいレベルといえる。
 今回、なるほどと思ったのが、IR費用にお金をかけるより、会社そのものの実力・競争力を上げていったほうが、よほどIR効果がある、といった金川氏のコメントであった。 後付であればいろいろと講釈をつけることは可能であるが、当時のこの決断力・実践力はやはり、さすがである。 「前例踏襲」、「結論先延ばし、アクションなし」「事なかれ主義」、が多く見られる中、企業の競争力向上にこれほどまでに真剣に取り組んでいる経営者がどれほどいるだろうか。 ちょっと考えてしまいました。

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